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■障害者の雇用率が低い企業名を公表 厚生労働省 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は3月31日、法律で義務付けられた障害者の雇用率を達成せず、国の勧告にも従わない企業8社を公表しました。
 障害者雇用促進法では、従業員50人以上の企業に対して、障害者を2パーセント以上雇用するよう義務付けており、達成できていない企業には、国が達成するための計画の作成と実施を勧告し、勧告に従わない場合は企業名を公表できることになっています。
 厚労省は31日、繰り返し指導しても改善が見られなかったとして、全国で100円ショップを展開する岐阜県の「セリア」、山口県の冠婚葬祭会社「日本セレモニー」、全国でコンタクトレンズとメガネの専門店を展開する名古屋市の「日本オプティカル」など8社の名前を公表しました。
 セリアは、「出店数の伸びによる雇用の増加に対して、障害者の採用が追い付かなかった。国の基準を早く達成できるよう取り組んでいきたい」とコメントしています。
 日本セレモニーは、「障害者の採用は積極的に行ってきたが会社全体の採用人数も増えたため雇用率が上がらなかった。今後、障害者の採用人数を増やすことを検討したい」とコメントしています。
 また、厚労省は、青森県病院局と福島県病院局が法律で定められた雇用率を達成していないとして、障害者を適正に雇用するよう勧告しました。
 青森県は、「勧告を重く受け止め、障害者の雇用に積極的に取り組んで参ります」とコメントしています。
 福島県は、「新たに採用枠を増やすなど対応を検討していきたい」とコメントしています。
 厚生労働省は、「障害者雇用に対する意識の改革が遅れていたり受け入れ態勢が整っていないために雇用率を達成できていない企業が多い。また、行政機関は率先して法律を守るべき立場で引き続き指導し改善を求めていく」としています。
 公表された企業名(本社所在地)と雇用率:民間企業は2パーセント) ▽セリア(岐阜県大垣市):1・23パーセント ▽日本セレモニー(山口県下関市):1・21パーセント ▽日本オプティカル(名古屋市):1・16パーセント ▽ナイス(秋田市):0・95パーセント ▽扇港電機(三重県四日市市):1・02パーセント ▽惠山(東京都渋谷区):0・29パーセント ▽ブリッジインターナショナル(東京都世田谷区):0パーセント ▽プログレス・テクノロジーズ(東京都江東区):0パーセント
 勧告を受けた機関と雇用率:国や自治体は2・3%) ▽青森県病院局:1・43パーセント ▽福島県病院局:0・57パーセント

 2015年4月1日(水)

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