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■カナダの西海岸でセシウム検出 福島第1原発の事故で放出 [健康ダイジェスト]

 東京電力福島第1原子力発電所の事故で海に放出されたとみられる放射性物質のセシウム134が、カナダの西海岸で検出されたとアメリカの研究所が発表しました。
 アメリカのウッズホール海洋研究所が6日、発表したところによりますと、太平洋に面したカナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州にある町、ユークレットの海岸で、今年2月に採取した海水から放射性物質のセシウム134が検出されました。
 同研究所は、セシウム134は通常、自然界には存在せず、半減期が2年であることから、過去に行われた核実験などではなく、福島第1原発の事故で海に放出されたものとみられるとしています。
 同研究所は、北米やハワイなど60カ所以上で福島第1原発の事故の影響を15カ月にわたって調査してきました。これまでアメリカやカナダの沖合の海水からセシウム134は検出されていましたが、海岸で検出されたのは初めてだということです。
 なお、今回検出されたセシウム134の濃度は、1立方メートル当たり1・4ベクレルで、国際的な基準を大きく下回っていて人の健康や海洋生態系に影響を及ぼす恐れはないレベルだとしています。
 ウッズホール海洋研究所は、「検出されたセシウム134は極めて微量だが、今後、沿岸のほかの地域でも検出されるとみられ、引き続き注意深く状況をみていく必要がある」としています。

 2015年4月8日(水)

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