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■今年のがん診断98万人と予測、大腸がんが最多 国立がん研究センター [健康ダイジェスト]

 国立がん研究センターは28日、今年2015年に新しくがんと診断される人が国内で98万2100人になるとする予測を発表しました。昨年の予測で3位だった大腸がんが、胃がんや肺がんを追い抜いて1位になりました。
 予測は昨年に続き2回目で、がんと診断される人を男女別でみると、男性が56万300人、女性が42万1800人で、昨年より約10万人増えるとの結果になりました。
 同センターは、高齢化が進むほか、がん患者の情報の登録精度が向上したため、より実態に近い数字になったことが理由とみています。
 部位別では、大腸がんが13万5800人で最も多く、肺がん13万3500人、胃がん13万3000人、前立腺がん9万8400人、乳がん8万9400人の順。
 昨年1位だった胃がんが相対的に伸び率が低く、順位が変わりました。同センターは、衛生状態がよくなり胃がんの原因となるピロリ菌の感染率が下がっていることが主な理由とみています。
 男女別では、男性は前立腺がんが最多で、胃がん、肺がんの順に、女性は乳がんが最多で、大腸がん、肺がんの順になりました。
 死亡者数の予測は37万900人で、昨年の推計値より約4000人増えました。部位別では、肺がんが最多で7万7200人、大腸がん5万600人、胃がん4万9400人、膵臓がん3万2800人、肝臓がん2万8900人の順でした。
 国立がん研究センターは、「がんで死亡する人が、衛生状態の改善で胃がんなど感染で発症するがんは増えなくなる一方、肺がんなど生活習慣に由来するがんは増加傾向にあり、対策の強化が求められる」と話しています。

 2015年4月29日(水)

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