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■計1分の激しい運動、軽めの45分と同じ健康効果 カナダの大学が研究 [健康ダイジェスト]

 計1分間の激しい運動が、45分間の緩やかな運動と同じくらい糖尿病予防や心肺機能の改善に役立つ、という研究成果をカナダにあるマックマスター大学の研究チームが、アメリカの科学誌プロスワン電子版に発表しました。多忙な人に朗報となりそうです。
 研究チームは、糖尿病などの慢性疾患の治療で効率的な運動方法を調べるため、運動習慣のない男性25人(平均27歳)を、「激しい運動」を週3回計12週間するグループ、「持続的な運動」を週3回計12週間するグループ、「運動しない」グループの3つに、無作為に分けました。
 「激しい運動」は、自転車を全力で20秒こぐのを計3回するもので、合間に2分間は軽くこぎ、準備運動とクールダウンも含め計10分。「持続的な運動」は、最大心拍数の7割程度で45分間、自転車をこぎ続ける有酸素運動で、準備運動とクールダウンも含め全体で計50分かかります。激しい運動中の負荷は、持続的な運動の4~5倍です。
 12週間後の健康効果を調べた結果、運動した2グループはいずれも心肺機能の数値が2割程度上回り、糖尿病にかかわるインスリン感受性の指数も大きく改善しました。「運動しない」グループは、前後で改善していませんでした。
 研究チームは、「多くの人は運動しない理由に『時間がない』ことを挙げる。計1分間の激しい運動を続けるには高いモチベーションが必要で、だれにも適したわけではないが、持続的な運動よりも効率よく健康増進できる可能性がある」としています。

 2016年6月8日(水)

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