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■たばこパッケージの警告表示強化へ 文字大きく、12種類に [健康ダイジェスト]

 たばこのパッケージに記載している警告表示について、財務省の審議会は7日、病気にかかる危険性や未成年者の喫煙防止を強調するなど健康への悪影響を知らせる表示を強化する案をまとめました。
 財務省の審議会では、国際的にたばこの警告表示の強化が進んでいることを受けて、今年2月から販売業者や医療関係者から意見を聞くなどして検討を重ね、今回、警告表示の強化案をまとめました。
 現在の警告表示は、「喫煙は肺がんの原因の一つとなります」など8種類。このうち2つをローテーションで選び、パッケージの表と裏に表示するよう義務付けています。
 強化案では、警告表示の種類を現在の8から12に増やすとともに、喫煙によって危険性が高まる病気として肺がんや心筋梗塞などを例示しているのに加えて、食道がんなどの多くのがん、歯周病、そして妊婦が喫煙した場合の乳幼児突然死症候群も例示します。
 また、未成年者の喫煙防止の警告表示について、今後はすべてのパッケージに記載するとともに「法律で禁じられています。絶対にダメです」などと表現も強めます。
 さらに、現状の警告表示は文字数が多く、警告の効果が一目でわかるようになっていないとして、警告の表現をより簡潔に、文字もより大きくするとしています。
 しかし、欧州のように、たばこのパッケージに黒ずんだ肺などの写真を掲載して、健康被害を直接的に訴えることは当面見送りました。
 財務省の審議会では、今回の案について一般からも意見を募った上で、今年の秋以降、たばこの警告表示の強化に必要な省令などの改正を目指すことにしています。

 2016年6月8日(水)

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