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■ダニ媒介脳炎、23年ぶり患者確認 北海道の40歳代男性 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は12日、ウイルスを持ったマダニにかまれて起きる「ダニ媒介脳炎」が北海道で確認されたと明らかにしました。患者は40歳代の男性で、国内での感染確認は1993年に北海道で見付かって以来2例目。
 厚労省は、ダニ対策の強化を都道府県などを通じて求めています。
 厚労省と北海道保健福祉部によると、男性は7月中旬に北海道内でマダニにかまれ、発熱や意識障害、けいれん、髄膜炎、脳炎などの症状が出ました。重症で現在も入院しています。海外への渡航歴はないといいます。
 男性が受診した札幌市内の医療機関から今月、札幌市に報告がありました。北海道は10日付で、道内14総合振興局・振興局や札幌市などに対し、住民への注意喚起を要請しました。
 厚労省によると、マダニは民家など人の管理の行き届いた場所には、ほとんどおらず、森林や沢に沿った斜面、牧草地などに生息。1993年の感染確認例は、酪農家の主婦が発症したといいます。
 ダニ媒介脳炎は、蚊が媒介する日本脳炎と同じ分類のフラビウイルスによる感染症。海外では死亡や後遺症が残ったケースも報告されています。
 このフラビウイルスは、ネズミとマダニとの間を行き来しています。北海道の一部地域ではウイルスが見付かっており、西日本でもウイルスの抗体を持ったネズミが確認されています。
 北海道保健福祉部の担当者は、「やぶや野山に入る際は長袖と長ズボンを着用し、肌の露出を避けることが重要」としています。厚労省は、「マダニにかまれたら、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要」としています。

 2016年8月13日(土)

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