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■アスベストが原因で労災認定など、新たに1053人 勤務先は全国918事業所 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は20日、アスベスト(石綿)が原因の疾病で2015年度に新たに労災認定を受けたり、石綿健康被害救済法に基づく特別遺族給付金の支給対象になったりした人が働いていた全国918事業所の名称を公表しました。このうち初公表は695事業所。
 厚労省によると、2015年度に肺がんや中皮腫、石綿肺などで労災認定されたのは1033人、特別遺族給付金の対象は20人、計1053人でした。業種別では、アスベストが含まれる断熱材などを扱っていた影響で建設業が552人と最も多く、次いで、アスベストの製造工場を含む製造業が416人となっています。
 アスベストは健康被害が出るまでに30年から40年と長い潜伏期間があるため、厚労省は、1053人の勤務先のうち、個人で仕事を請け負う「一人親方」や特定できなかったぶんを除いた全国918カ所の事業所の情報をホームページで公表しており、過去に働いていた人や周辺住民に健康状態の確認を呼び掛けています。
 厚労省は21、22日の午前10時から午後5時まで、専用の電話相談の窓口を設置します。番号は03(3595)3402。各地の労働局や労働基準監督署でも相談を受け付けます。
 また、被害者支援の民間団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」も21、22日の午前10時から午後6時まで、フリーダイヤル0120・117・554で電話相談を受け付けます。

 2016年12月21日(水)

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