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■出産可能年齢の女性の42%、基準値を上回る水銀を検出 国際NGOが25カ国の女性毛髪を調査 [健康ダイジェスト]

 水銀の汚染防止に取り組む国際NGOが東南アジアやアフリカなど25カ国の女性の毛髪を調べたところ、半数近くから基準値を上回る水銀が検出され、NGOは健康に深刻な影響が出る恐れがあるとして、早急に対策を講じるよう求めています。
 この調査は、水銀の汚染防止に取り組む国際NGO「IPEN」が、水銀による被害が広がっているとみられる東南アジアやアフリカを中心に昨年までの2年間行ったもので、25カ国の18歳から44歳の出産可能年齢の女性1044人の毛髪の中の水銀濃度を調べました。
 その結果、全体の42%の人から、アメリカの環境保護局(EPA)が定めた脳や腎臓に影響を及ぼす恐れがあるとされる基準値1ppmを上回る水銀が検出されたということです。
 特に、トンガやマーシャル諸島などの太平洋の島国では86%が基準値を上回り、調査を行ったIPENは、石炭火力発電所や小規模な金採掘場、工場などから海に排出され、食物連鎖を通じて水銀の濃度が高くなった魚を食べる食生活が影響している可能性が高いとしています。
 また、全体の13%の人は自身の健康についての基準値1ppmは下回ったものの、妊娠した場合、胎児の健康に影響が出るとされる基準値0・58ppmを上回りました。
 IPENよりますと、水銀による被害について広い範囲で調査が行われたのは初めてだということで、各国に対して、健康に深刻な影響が出る恐れがあるとして早急に対策を講じるよう求めています。

 2017年9月26日(火)

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