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■今季のインフルエンザワクチン、原則1回摂取に 不足の見通しで厚労省が通知 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は6日、今季の流行に備えたインフルエンザワクチンの今年度の製造量が2528万本で、昨年度の使用量2642万本を下回る見通しだと明らかにしました。ワクチンに使うウイルス株を選び直した影響で、過去5年間で最も少なくなっています。
 厚労省は対策として、「1回または2回」としている13歳以上の任意接種について、「13歳以上の人は1回接種が原則」とすることを徹底して効率的に使い、2回接種を控えるよう都道府県などに通知しました。
 今年度のインフルエンザワクチンの製造量は、昨年度を256万本下回る見通し。今年度のインフルエンザの流行予測を基に製造に使うウイルス株を決めましたが、メーカーの指摘で製造効率が悪いことが判明。昨年度と同じウイルス株に変更したため、各メーカーの製造に遅れが生じているといいます。
 厚労省はインフルエンザワクチンの任意接種について、13歳未満は「2回」、13歳以上は「1回または2回」を推奨しています。
 同省は昨年度の使用量をベースに、仮に13歳以上が全員1回接種だった場合の使用量を昨年度に比べて8%減の約2430万本と試算。1回接種を徹底すれば昨年度と同程度の人数分は確保できるとして、医療機関などに1回接種を周知します。
 ただ製造の遅れからインフルエンザワクチンの出荷は出足が鈍く、予防接種の希望者が多くなる11~12月に不足感が出る可能性があるといいます。
 厚労省は、「前倒しで出荷できるよう対策をとりたい」としています。
 気温の低下とともに、今年もインフルエンザの患者がじわりと出始めています。厚労省は6日、全国約5000の定点医療機関から報告されたインフルエンザの新規患者数が、10月1日までの1週間に1医療機関当たり0・21人になったと発表しました。同期間に、小学校など10校が学年閉鎖や学級閉鎖をしました。

 2017年10月7日(土)

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