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■京都府立医大、再生医療の臨床試験を開始 血管が詰まるバージャー病が対象 [健康ダイジェスト]

 手足の血管が詰まって痛みなどが起き、切断に至ることもある難病「バージャー病」の患者に、血管再生作用がある自分の骨髄細胞を移植する再生医療の臨床試験を開始すると、京都府立医科大学(京都市上京区)が12日、発表しました。数年後の普及を目指します。
 京都府立医科大学附属病院のほかに、横浜市立大学附属病院、信州大学医学部附属病院、名古屋大学医学部附属病院、広島大学病院、久留米大学医学部附属病院で実施する予定。
 府立医大によると、バージャー病の国内患者は約9000人。うち1、2割ほどが重症といいます。臨床試験は20~70歳代の25人の重症患者が対象で、患者の腰から骨髄細胞を採取し、足の筋肉に注射して、血管ができるのを促します。
 約10年前から実施されたほかの病気も含めた重症虚血肢の臨床試験で、特にバージャー病や膠原病に伴う血管炎などの非動脈硬化症例の患者で治療効果が認められたため、普及に向けてバージャー病に特化した試験を始めることになりました。
 府立医大の的場聖明教授(循環器内科学)は、「臨床試験により、患者が保険診療で今回の移植を受けられるようになり、足の切断を回避できれば」と話しています。

 2017年10月12日(木)

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