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■インフルエンザ新治療薬「ゾフルーザ」、14日から保険適用 服用1回で治療が完結 [健康ダイジェスト]

 厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は7日、塩野義製薬のインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」の14日からの保険適用を承認しました。口から飲む錠剤タイプで、1回の服用で治療できる点に特徴があります。飲み忘れを防ぎ、高齢者などへの身体的負担が軽くなるといった効果が期待できます。
 薬価(薬の公定価格)は10ミリグラムが約1500円、20ミリグラムが約2400円。体重が40キロから60キロの大人の場合、服用量は20ミリグラム錠2錠、12歳未満の体重15キロの子供なら10ミリグラム1錠となります。新薬のため、既存薬のタミフル(大人向け錠剤、5日分約2800円前後)と比べると割高。4800円、1500円のうち患者負担は1〜3割(自治体の子供への補助制度などは考慮しない場合)となります。
 塩野義製薬が販売するインフルエンザ治療薬インフル薬は、2010年に発売した「ラピアクタ」に続いて2品目。タミフルなど既存の治療薬はウイルスの増殖を阻害する効果がないため、1日2回、計5日間は治療を継続する必要があります。一方、ゾフルーザはウイルスが自分を複製するための酵素を阻害します。細胞内で増殖できなくなるので、1回の服用で治療が完結する仕組みとなっています。
 ゾフルーザは、厚労省が2015年に創設した「先駆け審査指定制度」に指定されていました。画期的な医薬品や医療機器を早期に実用化するため審査期間を短くする制度で、医療機器ではノーベルファーマ(東京都中央区)の「チタンブリッジ」が承認されていますが、医薬品ではゾフルーザが第1号となります。

 2018年3月9日(金)

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