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■マダニ媒介の感染症、前年比1・5倍 この5年間で最多 [健康ダイジェスト]

 マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)と呼ばれる感染症を発症したとして報告された昨年の全国の患者数は89人と、前の年の約1・5倍となり、この5年間で最も多かったことが、国立感染症研究所のまとめで明らかになりました。
 SFTSは、主に原因となるウイルスを持つ野外のマダニにかまれることで感染し、6日~14日後に発熱や下痢などの症状が引き起こされます。重症の場合は死に至ることもあり、国内での致死率は約20%に上るとされています。
 国立感染症研究所のまとめによりますと、昨年、SFTSを発症したとして全国から報告された患者の数は89人と、前の年に報告された60人の約1・5倍となり、統計を取っているこの5年間で最も多くなりました。死亡者は7人で、前の年の8人から1人減りました。
 都道府県別では、宮崎県で13人と最も多く、次いで山口県で12人、長崎県と鹿児島県で11人と西日本を中心に20府県から報告されました。
 また、初めて大阪府と福井県で患者が報告されたほか、SFTSが犬や猫から人に感染した例も初めて報告されました。
 国立感染症研究所の西條政幸部長は、「SFTSを疑って診断する医師が増えたことに加え、マダニの活動も活発だった可能性がある。これから登山や農作業などで草むらに入る人が増える季節になるが、長袖と長ズボンを着用するなどマダニにかまれない対策を十分にしてほしい」と話しています。

 2018年3月9日(金)
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