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■社員のストレス度合い、AIが多段階に分析 NECが技術開発 [健康ダイジェスト]

 NECは腕につけたセンサーで汗の量や皮膚の温度、手の動きを測定し、ストレスの深刻さを把握する技術を開発しました。測定値の変化とストレスとの関係を人工知能(AI)の分析で突き止めました。
 従業員が体調を崩すのを企業側が未然に防ぐための利用を想定し、2018年度にウエアラブル(装着型)センサーを販売する企業などへの技術移転を目指します。
 ストレスを調べる手法は一般に、アンケートによる聞き取りのほか、センサーなどを活用する試みなどがあります。アンケートは検査の精度は高いものの、頻繁に調べるのは手間がかかります。センサーはデータのばらつきが大きいため、ストレスの強弱程度しかわからず、兆候から把握するのが難しいという問題点がありました。
 NECは測定データの平均値だけでなく、最大値やばらつきなどをAIに教えました。社員30人を対象に、勤務中にリストバンド型ウエアラブルセンサーを1カ月つけてもらい試験をしました。同じ時期に実施したストレスのアンケート結果と比較すると、AIによる測定データの分析で、ストレスを6段階に評価できることがわかりました。最新のAI技術を応用すれば、さらに多段階に分析できる可能性があるといいます。
 早期から社員のストレスを把握できれば、医師の面談などを促せます。悪化もわかりやすくなるため、深刻になる前に休息をとったり、仕事量を減らしたりする対策を施せます。
 今回の技術は発汗や体温を一定の精度で検出できるセンサーであれば、市販のさまざまな製品が使える見込みといい、センサーを装着していれば、常にストレスの大きさを知ることができるようになります

 2018年4月7日(土)

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