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■生活習慣病と不健康な生活習慣が鬱病の発症リスクに 1万2000人の調査で関連判明 [健康ダイジェスト]

 国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)などの研究チームが、鬱(うつ)病になったことがある人とない人で、生活習慣や体の状態に違いがあるかをインターネット調査を実施して検討したところ、鬱病経験者では「朝食を食べない」「間食や夜食が多い」「肥満または体重不足」「脂質異常症や糖尿病」などの頻度が多いことが明らかになりました。
 鬱病経験者1000人(平均41歳)と、非経験者約1万1000人(平均45歳)を比較しました。
 その結果、鬱病経験者は非経験者と比較して、2型糖尿病や肥満、脂質異常症が多く、間食や夜食の頻度が高いことがわかりました。一方、朝食を食べる頻度や中等度と強度の運動をしている頻度が少ないことが明らかになりました。
 鬱病は、気分の落ち込みや興味・関心の低下、不眠といった諸症状を呈し、休職や自殺などのリスクを高める重大な疾患です。不健康な生活習慣と肥満、メタボリックシンドローム、2型糖尿病などの生活習慣病が鬱病の発症リスクと関連することを示す研究は欧米で増えていますが、日本での大規模な研究は珍しいといいます。
 同センターの功刀(くぬぎ)浩部長は、「体重コントロール、メタボリックシンドロームや肥満への対処、生活習慣の改善が鬱病の病状改善につながる可能性がある。それを調べる研究が必要だ」と話しています。

 2018年4月19日(木)

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