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■地球温暖化、子供の健康リスクを拡大 気候変動の研究者チームが発表  [健康ダイジェスト]

 地球温暖化に伴って世界の農作物の収穫可能な量の減少や、感染症の拡大が懸念されることから、子供の健康へのリスクがさらに拡大するとした報告書を、気候変動の研究者などでつくるチームがまとめました。
 イギリスの医学雑誌「ランセット」は、地球温暖化が人々の健康や生活に与える影響を分析した、今年の報告書「ランセット・カウントダウン」を13日公表しました。
 それによりますと、平均気温の上昇に合わせて主食のトウモロコシや麦、米、大豆などの農作物の収穫可能な量は、1980年からの30年間で3%から6%減少しており、このまま温暖化が進めば、途上国の子供たちを中心に、栄養不足が深刻になるとしています。
 また、気温の上昇に伴って蚊が媒介する感染症であるデング熱や、下痢を引き起こす病原体に感染しやすくなっていることがわかり、温暖化で子供の健康へのリスクが高まると警告しています。
 さらに、世界各地で起きている山火事については、危険にさらされた人の数が152カ国で増えていることがわかったとしています。
 報告書は、「温暖化の被害を最も受けるのは、今、世界で対策を訴えて声を上げている若い世代だ。これから生まれる世代は生涯にわたり、体に危険をおよぼす自然災害の一層深刻なリスクにさらされる」と指摘し、世界各国がパリ協定に沿って温室効果ガスの排出を削減することや、各国が健康被害への対策を強化することを呼び掛けています。

 2019年11月22日(金)

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