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■中国・武漢の肺炎、人から人への感染排除できず 夫婦で発症を確認 [健康ダイジェスト]

 中国内陸部の湖北省武漢市当局は15日、発症が相次いでいる新型のウイルス性肺炎について、「限定的だが人から人へ感染する可能性は排除できない」との見方を表明しました。発表では人から人への感染リスクはやや低く、まだ明確な証拠も発見されていないと説明しており、詳細についてさらに医学的な調査を進めます。
 発症者の多くは武漢市中心部の「華南海鮮卸売市場」の関係者で、市当局は市場の営業を停止して消毒措置などを進めてきました。この日の発表によると、発症した夫婦2人のうち、先に発症した夫は感染源として疑われる市場の従業員だったものの、妻は市場には行っていないと説明しているといいます。
 当局はこれまで、新型のコロナウイルスを確認したとの初期段階の判定を示し、世界保健機関(WHO)も同様の認定を行いました。
 新型のコロナウイルスが確認された発症者は計41人に上り、61歳の男性1人の死亡が報告されています。発症者は中高年の男性が多くて、高齢者や持病のある人が重症化しやすく、初期症状は発熱やせきが中心だといいます。
 中国では、多くの人が帰省や旅行をする春節(旧正月)の大型連休が1月下旬に始まります。1月10日から2月18日までの春節特別輸送期間中には、延べ約30億人が鉄道や航空機などで移動すると見込まれます。2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、春節の帰省ラッシュで感染が全国に広がったため、当局も警戒しています。

 2020年1月15日(水)

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