■新型コロナウイルス、新検査法で30分以内の検出可能に 理化学研究所などが開発 [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルスの感染者が増える中、理化学研究所と神奈川県は、従来の方法よりも大幅に時間が短縮できる新たな検査方法を開発したと発表しました。今後、実用化に向けて実証研究を進めていくことにしており、医療現場に配備されれば迅速診断に役立ちそうです。
新しい検査方法は27日、理化学研究所と神奈川県が共同で会見を開き、明らかにしました。
それによりますと、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた人の検体から新型コロナウイルスを分離し、新しい試薬を使う検査方法の開発を進めた結果、実際の検体からウイルスを検出できたということです。
従来のPCR検査では遺伝子を増幅させる際に温度を変える必要がありますが、新しい方法の「スマートアンプ法」は67度の一定の温度で行えるということで、これまで1時間から2時間ほどかかっていた検査時間を10分から30分ほどに短縮できる見込みです。
理化学研究所と神奈川県衛生研究所では、今後、実用化に向けて神奈川県内で実証研究を進めていくことにしています。
神奈川県の黒岩祐治知事は、「いつ、誰が感染してもおかしくない状況の中で、多くの検査が必要となっている。まだ研究段階ではあるが、検査を待つ人のニーズに応えるため、早く実用化されるよう関係機関に働き掛けていきたい」と話しています。
2020年2月28日(金)
新しい検査方法は27日、理化学研究所と神奈川県が共同で会見を開き、明らかにしました。
それによりますと、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた人の検体から新型コロナウイルスを分離し、新しい試薬を使う検査方法の開発を進めた結果、実際の検体からウイルスを検出できたということです。
従来のPCR検査では遺伝子を増幅させる際に温度を変える必要がありますが、新しい方法の「スマートアンプ法」は67度の一定の温度で行えるということで、これまで1時間から2時間ほどかかっていた検査時間を10分から30分ほどに短縮できる見込みです。
理化学研究所と神奈川県衛生研究所では、今後、実用化に向けて神奈川県内で実証研究を進めていくことにしています。
神奈川県の黒岩祐治知事は、「いつ、誰が感染してもおかしくない状況の中で、多くの検査が必要となっている。まだ研究段階ではあるが、検査を待つ人のニーズに応えるため、早く実用化されるよう関係機関に働き掛けていきたい」と話しています。
2020年2月28日(金)
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