■新型コロナウイルス、群馬県で初の感染確認 40歳代の保育士女性が重症

　群馬県は７日、太田市に住む40歳代の保育士の女性が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。群馬県で感染者が確認されたのはこれが初めてで、県によりますと、県内の医療機関に入院していて重症だということです。
　女性は２月27日の木曜日には、太田市にある保育所に出勤していましたが、この日から体調不良を感じており、翌28日の金曜日にはマスクを着用して出勤したものの早退しています。
　その後、体調不良が続いたために29日の土曜日に医療機関を受診。３月２日の月曜日はマスクを着用して出勤したものの、２時間の勤務の後に再び早退。３日の火曜日に別の医療機関を受診し、自宅療養したものの症状は改善せず、せきや息苦しさがあったために６日の金曜日に同じ医療機関を再度受診しました。
　ここで肺炎と診断された女性は、帰国者・接触者外来である医療機関を受診し入院。新型コロナウイルス感染症疑いと診断され、検体を採取。７日、県の衛生環境研究所で検査をしたところ陽性反応が確認されました。
　一方、神奈川県内に住む80歳代の男性が新型コロナウイルスに感染していることが、７日、新たにわかりました。男性は重症だということで、県は行動歴などについて確認を進めています。
　新たに感染が確認されたのは、平塚保健福祉事務所の管内に住む80歳代の無職の男性です。
　男性は２月21日に息苦しさを覚え、自宅で療養していましたが、６日に症状が悪化し、救急搬送された先の医療機関で検査したところ、その日のうちに陽性と確認されました。
男性は心臓などに持病があり、現在、重症だということで入院しています。
　また、男性と同居する家族３人のうち２人に、一時発熱の症状があったことから、県は家族についても検査を実施しています。
　神奈川県は症状が出た後の男性の行動歴を調べ、ほかにも濃厚接触者がいないか確認を急ぐとともに、感染経路についても調べることにしています。

　２０２０年３月７日（土）

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