■大阪市梅田で２人の新型コロナウイルス感染を確認 ライブハウスから拡大

　大阪市梅田に昨年11月にオープンした新しい商業施設「ＬＩＮＫＳ ＵＭＥＤＡ」（リンクス梅田）は、新型コロナウイルスの影響で一部のフロアを閉鎖しました。100円ショップ「ダイソー」の従業員に、感染が確認されたためです。
　ダイソーを展開する大創産業によりますと、大阪市梅田の商業施設「ＬＩＮＫＳ ＵＭＥＤＡ」の５階に入る店舗の従業員が、新型コロナウイルスに感染していることが８日、確認されたということです。
　また会社は、濃厚接触の可能性があるほかの従業員を９日から２週間、自宅待機としています。
　この影響で「ＬＩＮＫＳ ＵＭＥＤＡ」は、５階のフロア全体を10日、臨時休業として閉鎖しました。
　営業再開の時期は、未定だということです。
　５階は「ＬＩＮＫＳ ＵＭＥＤＡ」が、ファミリー層を取り込もうと力を入れているフロアで、子供向けの遊具スペースや、子供服の店舗なども入っています。
　大創産業によりますと、感染が確認された従業員は２月19日に、大阪市北区のライブハウス「Ｓｏａｐ ｏｐｅｒａｃｌａｓｓｉｃｓーＵｍｅｄａー」（ソープオペラクラシックス梅田）のイベントに参加しており、25日に風邪の症状があり医療機関を受診。その後29日、３月３日にも風邪の症状があり医療機関を受診し、８日に感染が確認されました。
　一方、大阪市梅田にオフィスがある塩野義製薬グループ会社「シオノギ総合サービス」に勤める40歳代の女性が、新型コロナウイルスに感染していたことがわかりました。
　女性は２月19日、多数の感染者が出た大阪市のライブハウス「Ｓｏａｐ ｏｐｅｒａｃｌａｓｓｉｃｓーＵｍｅｄａー」を訪れていました。４日まで勤務していましたが、社外の人との接触はなかったとしており、７日に陽性が判明しました。現在は入院しているものの、快方に向かっているといいます。
　塩野義製薬は、フロアを消毒するとともに同じフロアで働く全社員、約250人を17日まで在宅勤務にしています。

　２０２０年３月１０日（火）

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