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■新型コロナウイルス、迅速で厳格な封じ込め措置でも180万人死亡 イギリスの研究 [健康ダイジェスト]

 イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンは26日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による死者数は、感染拡大を抑止するための迅速かつ厳格な封じ込め措置を取ったとしても、今年世界で180万人に達する可能性があるとの研究結果を発表しました。
 研究では、各国政府が検査や検疫、対人距離の確保(ソーシャル・ディスタンシング)といった厳格な公衆衛生対策を迅速に導入すれば、数千万人の命を救うことができるとしています。
 各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいた集計では、世界の新型コロナウイルスによる感染者は50万人を超え、死者は2万2000人を超えました。
 インペリアル・カレッジ・ロンドンのモデリングシミュレーションは、ウイルスの感染力と推定死亡率に関する現在のデータと、人口統計学的および社会的な要因に基づいています。イギリス政府は研究チームが先に発表した結果を受け、ウイルスの抑制策を強化しました。
 今回の研究によると、介入が一切されなければ、新型コロナウイルスは今年、地球上のほぼすべての人に感染し、4000万人が死亡する可能性があるといいます。
 研究ではまた、自発的な対人距離の確保から、感染拡大が深刻な国の一部で実施されている封鎖措置まで、さまざまなレベルの対策について、202カ国における潜在的な健康への影響を予測。早期に厳格な封じ込め措置が実施された場合、1週間の死亡率は人口10万人当たり0・2で、今年の死者は186万人、感染者は約4億7000万人と推計しています。
 一方、同様の措置を遅れて実施した場合、1週間の死亡率は人口10万人当たり1・6となり、今年の死者は4000万人、感染者は24億人に激増するといいます。

 2020年3月27日(金)

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