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■消毒に使う次亜塩素酸ナトリウムの散布は注意を 専門家が呼び掛け [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ドアのノブなどの消毒に使われている塩素系漂白剤の成分「次亜塩素酸ナトリウム」について、専門家は、室内空間に霧吹きなどで散布する方法は人体への影響を否定できないとして、注意を呼び掛けています。
 家庭で使われる塩素系漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムは、細菌やウイルスに効果があり、消毒液としても使用されています。
 よく似た名称の液体としては、食塩水を電気分解するなどして作られた「次亜塩素酸水」がありますが、こうした機能性のある液体の調査や研究をしている「機能水研究振興財団」によりますと、最近、消費者から、この2つを混同して使ってしまったという相談が寄せられているということです。
 財団によりますと、次亜塩素酸ナトリウムは次亜塩素酸水とは異なり、低い濃度でも直接触れると皮膚を痛めたり、高い濃度で使った場合は有毒なガスが発生したりする恐れがあるということで、注意を呼び掛けています。
 また、感染症対策が専門の岩手医科大学の櫻井滋教授は、次亜塩素酸ナトリウムを消毒液として使用する場合には使い方にも注意が必要だと呼び掛けています。
 ドアのノブなど手が触れるものを拭くために使うのは有効ですが、室内空間に霧吹きやスプレーで散布する方法については、「濃度が低かったとしても消毒効果のある液体を長時間吸い込み続けると、人体に影響を与える可能性が否定できない」と指摘しています。
 その上で、「空間への散布はウイルス対策に有効だという検証結果もないので、現時点ではドアのノブやテーブルを拭くといった使用法を守ることが大切だ」と話しています。

 2020年4月30日(木)

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