SSブログ

■アフリカ全54カ国で新型コロナウイルス感染確認 最後はレソト [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、アフリカの全54カ国で感染が確認されました。唯一感染者が出ていなかった南部の内陸国レソトで、隣国の南アフリカやサウジアラビアから訪れた複数の人たちに検査を行った結果、13日に1人が感染していたことがわかりました。アフリカ大陸で初の感染者が出てから3カ月で、全土に広がることになりました。
 アフリカでは、エジプトが2月14日に初の感染者を確認したと発表。当初はヨーロッパから入国した人の感染が多かったものの、最近は渡航歴がない人の感染も増加しています。各国は外出禁止措置などの防止策を取っていますが、医療・検査体制の整っていない国が多く、懸念が広がっています。
 アフリカ連合などによると、13日時点でアフリカ全体で約7万人の感染が判明し、約2万4000人が回復、約2400人が死亡しました。感染者が最も多いのは南アフリカで、1万2074人に上ります。エジプトで1万93人、モロッコで6466人、アルジェリアで6067人、ガーナで5127人と続いています。
 リゾート地として有名なモーリシャスは13日、すべての感染者が回復し、新たな感染者も17日間確認されていないと発表。保健相は、「国民の協力のお陰で、(ウイルスとの)闘いに勝った」と強調しました。また、1カ月以上、新たな感染者が確認されていない国も複数あり、感染者が100人以下の国も約10カ国あります。
 一方、アフリカではサハラ砂漠以南の国々を中心に医療体制がぜい弱で、感染への対策が十分にとられていないところが多いほか、感染の予防に効果的な手洗いに欠かせない安全な水が不足していることなど、深刻な課題を抱えています。
 世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務局は7日、「感染防止策に失敗すれば、アフリカ各国で最大19万人がこの1年間で死亡する恐れがある」と警鐘を鳴らしました。さらに、「流行は数年間は続くだろう」とも述べ、長期化する見通しも示しました。

 2020年5月16日(土)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。