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■新型コロナウイルス感染症に多様な症状 アメリカで患者2591人の症状を分析 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の症状を記載したリストが、毎週長くなっているようです。当初は悪寒、頭痛、発熱といったよくあるインフルエンザに似た一群の症状だったのに対して、ここ3カ月の間に、人体の主要な臓器の大半に影響を与える症状のリストへと急速に拡大しています。
 アメリカ疾病対策センター(CDC)の内部報告書には、3月1日から5月1日の間に入院した新型コロナウイルス感染症患者2591人にみられる症状の分析結果が掲載されています。
 メディアに流出したこの内部報告書によると、患者全体の4分の3に悪寒、発熱やせきの症状がみられ、ほぼ同数の患者が息切れを示しました。これらは、最も一般的な新型コロナウイルス感染症の症状です。
 患者の3分の1近くがインフルエンザに似た筋肉痛を訴え、28%に下痢、4分の1に吐き気や嘔吐(おうと)の症状がそれぞれみられたといます。
 全体の約18%に頭痛がみられたほか、10~15%は胸や腹の痛み、鼻水、のどの痛み、精神錯乱などの症状に襲われました。
 CDCの内部報告書では、嗅覚(きゅうかく)や味覚の喪失がみられた患者は全体の3・5%にとどまりました。これらの症状は、理由は明らかではないものの、入院が必要でない比較的軽症の患者により多くみられるのではないかと、専門家らは推測しています。嗅覚や味覚の喪失は、他種のウイルスでは極めてまれな症状だと、専門家らは指摘しています。
 インフルエンザの患者にはほとんどみられない別の一群の症状は、血栓に起因するとみられます。新型コロナウイルス感染症患者の心臓疾患、肝臓疾患、肺塞栓(へいそく)症、脳損傷などは、このような血栓が原因となっていることが、最近の研究で突き止められています。
 このほかにも、多種のウイルスではあまりみられない症状として、皮膚発疹(はっしん)を伴う症状があります。
 まるで凍傷のように変色した足の指の写真がソーシャルメディア上に掲載され、最も大きな関心を集めているのが「コビッドつま先」と呼ばれる霜焼けに似た症状。
 つらいかゆみや火照りを引き起こす可能性のあるこの症状は嗅覚の喪失と同様に、軽症型の新型コロナウイルスに関連しています。

 2020年5月18日(月)

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