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■子宮頸がんの新しいワクチン、6月にも承認へ 厚生労働省 [健康ダイジェスト]

 女性の子宮頸がんの原因となるウイルスへの感染を防ぐ新たなワクチンが、国の承認を受ける見通しとなりました。公費で行う「定期接種」の対象となるかどうかは、別途、議論が行われます。
 承認される見通しとなったのは、子宮頸がんなどの原因となるウイルスへの感染を防ぐワクチンで、製薬会社の「MSD」が申請していた「シルガード9」です。
 厚生労働省の審議会で22日、承認する方向が示されました。
 子宮頸がんの原因となるウイルスは、さまざまな種類があります。すでに国内で販売されている「サーバリックス」(GSK社)と「ガーダシル」(MSD社)の2種類のワクチンに比べて、今回のワクチン「シルガード9」はより多くの種類のウイルスへの感染を防ぐ効果があるとされています。
 すでに販売されているワクチンを巡っては、2013年に公費で接種する「定期接種」の対象となりましたが、直後から体の痛みなどを訴える人が相次ぎ、国が積極的な接種の呼び掛けを一時的に中止する異例の事態となったまま、まもなく7年となります。
 今回の新たなワクチンは、2015年にMSD社が申請を出していて5年をへて承認されることとなりました。
 厚生労働省は、これまでの経緯を踏まえてより慎重な確認を行ったため、審査に時間がかかったとしています。
 今後、1カ月ほどの手続きをへて正式に承認される見通しですが、公費で行う「定期接種」の対象となるかは、別途、議論が行われます。
 シルガード9(海外では「ガーダシル9」の商品名でも販売)は、アメリカでは2014年12月、EUでは2015年6月に承認されています。この9種類の子宮頸がんを引き起こしやすいウイルスを防ぐというワクチンを使うことで、日本で起きている子宮頸がんの90%を防ぐことができるとされています。

 2020年5月23日(土)




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