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■東京23区の熱中症死者195人、8月では過去最多 ピークの17日は32人 [健康ダイジェスト]

 東京23区で8月に熱中症で死亡した人は195人(速報値)となり、8月としては統計が残る2007年以降で最多だったことが、東京都監察医務院の集計で明らかになりました。65歳以上が173人で約9割を占め、ほとんどがエアコンの設置や使用がありませんでした。
 東京都監察医務院によると、8月の死者は、これまで最多だった昨年8月の115人を80人上回りました。年代別では、80歳代が70人と最も多く、70歳代69人、60歳代22人、90歳以上は21人でした。
 94・4%に当たる184人が屋内で発見され、そのうち89・7%に当たる165人はエアコンを設置していなかったか、設置していても使用していませんでした。最低気温が25度以上の熱帯夜が多かったこともあり、午後5時~午前5時の夜間帯の死者が57人に上りました。
 7月は平年より気温の低い日が続き、東京23区の熱中症死者はいませんでした。だが、8月1日の梅雨明け以降、気温が急上昇し、一気に夏本番の暑さになると、11日に14人が死亡し、ピークの17日は、1日としては過去10年で最多となる32人が死亡しました。
 東京都心では8月、日中の最高気温が35度以上の猛暑日を計11日記録。東京都監察医務院は、「暑さに体が慣れていない状態で、急に猛暑日や熱帯夜が続いたことが、死者の増加に影響しているのではないか」と分析しています。
 気象庁によると、9月も平年より気温の高い日が多くなる見込みで、熱中症への注意が引き続き必要。

 2020年9月8日(火)

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