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■インフルエンザ患者数、例年より極端に少ない状況続く 8月末からの感染者報告数は全国で32人 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されるインフルエンザについて、10月11日までの1週間の感染状況のデータが発表されました。報告された患者の数は引き続き極端に少ない状況ですが、国立感染症研究所は今後の流行状況に注意するよう呼び掛けています。
 厚生労働省などによりますと、10月5日から11日までの1週間に、全国およそ5000カ所の定点医療機関から報告があったインフルエンザの患者数は前の週から10人増えて、合わせて17人でした。8月末から10月11日までに報告があったインフルエンザの患者数は、合わせて32人。
 インフルエンザは1医療機関当たりの1週間の患者数が全国で1人を超えると「全国的な流行期」入りとされていますが、今の時点では0・0034人と大きく下回っています。
 患者が報告された地域は前の週の3府県から12都道府県に増えていますが、引き続き例年に比べて極端に少ない状況となっています。
 また、東京都内のインフルエンザ感染者報告数は、8月末から10月11日までで1人にとどまっていて、昨年同時期の2274に比べ激減しています。子供がかかりやすい感染症の「手足口病」の報告数も大幅に減っており、マスク着用や手洗いといった新型コロナウイル ス対策が影響しているとみられます。
 インフルエンザの感染者報告数は、都内およそ400の定点医療機関での感染判明分で、すべての感染者数とは異なります。都健康安全研究センターによると、インフルエンザは例年、年初から36週目に流行が始まるとされるものの、今年の36週目開始日の8月31日から10月11日までの定点医療機関から都への報告数は1人だけでした。
 主に子供の手足や口の中に発疹ができる手足口病の報告数は今年の1週目以降、10月11日までに933件。約3万件だった昨年同時期の30分の1以下です。
 インフルエンザ、手足口病とも、飛まつの拡散や身体的な接触で感染が広がるとされており、都健康安全センターは「新型コロナ向けの対策が2つの感染症の予防にも有効だと考えられる」としています。
 国立感染症研究所によりますと、インフルエンザの全国的な流行が始まるのは例年、11月から12月ごろで、今後も引き続き、流行状況に注意するよう呼び掛けています。

 2020年10月17日(土)

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