SSブログ

■新型コロナウイルスのワクチン、日本でも臨床試験開始へ アメリカの製薬大手ファイザー [健康ダイジェスト]

 アメリカの製薬大手ファイザーは、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて日本国内でも近く臨床試験(治験)を開始すると明らかにしました。
 ファイザーは、ドイツのバイオ医薬品ビオンテックと共同で新型コロナウイルスのワクチンの開発を進めており、開発に成功した場合、来年6月末までに約6000万人分を日本政府に供給することで基本合意しています。実用化すれば、国内で流通する主力ワクチンの一つになります。
 現在、海外では4万人以上を対象にした最終段階の臨床試験が行われており、アメリカでは、効果が確認できた場合、11月後半にも緊急使用の許可を規制当局に申請する見通しです。
 このワクチンについて、ファイザーは20日、日本国内でも臨床試験を開始すると発表しました。
 対象は20歳から85歳までの日本人160人で、間隔を3週間空けて2回接種して反応をみるほか、有害な症状が起こらないか2回目の接種から12カ月後まで観察します。
 10月中にも接種を始める予定で、有効性や安全性が確認できれば、海外の臨床試験のデータと合わせて、国内での製造販売の承認を申請するということです。
 ファイザーは、「臨床試験が成功して承認が得られれば、できるだけ早くワクチンを供給できるよう努めてまいります」とコメントしています。
 新型コロナウイルスのワクチンを巡っては、同じく日本政府が供給を受けることで基本合意をしているイギリスの製薬大手アストラゼネカ、アメリカの製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン、大阪大学発のバイオ企業アンジェスが、日本国内で臨床試験を進めています。アストラゼネカは、海外で副作用が疑われる症状が出たことを受けて一時中断しました。ジョンソン・エンド・ジョンソンも、現在中断しています。

 2020年10月20日(火)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。