■世界の新型コロナウイルス感染者4803万人、死者122万人 感染再拡大のイタリア、一部地域は日中も外出制限

　アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の５日午後３時の時点で、世界全体で4803万4287人となりました。また、亡くなった人は、122万4415人に上っています。
　感染者が最も多い国はアメリカで948万242人、次いでインドが831万3876人、ブラジルが559万25人、ロシアが168万579人、フランスが159万1152人です。
　亡くなった人が最も多い国もアメリカで23万3663人、次いでブラジルが16万1106人、インドが12万3611人、メキシコが９万3228人、イギリスが４万7832人となっています。
　イタリア政府は新型コロナウイルスの感染が再び広がっているとして、新たに全土で夜間の外出を制限するほか、ミラノを州都とするロンバルディア州など４つの州では、今年の春と同じ日中も外出を制限する措置に踏み切ると発表しました。
　イタリアでは新型コロナウイルスの１日の感染者数が多い日には３万人を超えるなど感染が再び広がっており、４日夜、ジュゼッペ・コンテ首相が記者会見して新たな規制を発表しました。
　それによりますと、11月６日から全土で４週間近くにわたり、仕事などの理由を除いて午後10時以降の夜間の外出を認めないなどとしています。
　加えて、感染の広がりが最も深刻だと認定した北部のロンバルディア州や南部のカラブリア州など４つの州では、少なくとも２週間、日中も仕事や健康などの理由以外の外出を制限しました。
　４つの州では自治体をまたぐ移動も制限するとしているほか、生活必需品を取り扱う小売店以外は閉鎖され、飲食店は配達や持ち帰り以外の営業はできません。
　これは春に実施された全国一律の外出制限と同じような厳しい措置で、コンテ首相は「規制に踏み切る以外に選択肢はない」と述べて理解を求めました。
　イタリアでは10月下旬に規制を強化し飲食店の営業時間を短くしたところ、抗議デモが相次ぐ事態にもなっており、新たな反発も予想されます。

　２０２０年１１月５日（木）

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