■東京都、122人が新型コロナウイルスに感染 重症患者が35人に増加

　国内で４日午後10時半の時点で、東京都で122人、大阪府で85人、北海道で75人、愛知県で53人、神奈川県で44人、埼玉県で42人、兵庫県で36人、千葉県で30人など、全国で合わせて624人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
　また、兵庫県で１人、埼玉県で１人、宮城県で１人、岐阜県で１人の、合わせて４人の死亡の発表がありました。
　国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め10万4036人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて10万4748人となっています。
　亡くなった人は、国内で感染した人が1799人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて1812人です。
　厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、165人となっています。一方、症状が改善して退院した人などは、国内で感染した人が９万4295人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて９万4954人となっています。
　東京都は４日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて122人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で１日の感染の確認が100人を超えるのは、２日連続です。
　また、「人工呼吸器か体外式膜型人工肺（ＥＣＭＯ〈エクモ〉）を使用」とする都基準の重症者数は、３日よりも３人増えて35人でした。35人以上になるのは、38人だった今年８月24日以来です。
　年代別では、10歳未満が４人、10歳代が６人、20歳代が31人、30歳代が22人、40歳代が17人、50歳代が15人、60歳代が８人、70歳代が11人、80歳代が５人、90歳代が３人。
　122人のうち、約55％に当たる67人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約45％の55人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
　濃厚接触者の内訳では、家庭内の感染が最も多く22人、次いで職場内が21人、施設内が11人、会食が８人などとなっています。
　このうち職場内の感染では、同じ職場で20歳代と30歳代、それに70歳代の男性、合わせて17人の感染が確認されました。この職場の関係者で確認され、都に報告があったのは、これで21人となりました。
　また、施設内では同じ老人ホームで70歳代から90歳代の利用者４人と、職員１人の合わせて５人の感染が確認され、この老人ホームで確認されたのは６人になりました。
　このほか、会食では、一緒に食事をした10歳未満から30歳代までの親族６人の感染が確認されています。
　これで都内で感染が確認されたのは、合わせて３万1624人になりました。
　東京都によりますと、都内で４日までに感染が確認された３万1624人のうち、入院中の人は、３日より16人増えて1040人。自宅で療養している人は、３日より22人増えて214人。都が開設・運用している９つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、３日より７人減って267人。医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は、３日より93人減って233人です。
　一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は２万9411人となっています。

　２０２０年１１月５日（木）

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