■アメリカ、コロナ飲み薬を初承認 ファイザー製 [健康ダイジェスト]
アメリカ食品医薬品局(FDA)は22日、製薬大手ファイザーが開発した飲み薬「パクスロビド」について、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ効果があるとして、正式な承認の前に薬を使用できるようにする「緊急使用の許可」を出しました。
対象となるのは12歳以上で重症化のリスクが高い人で、FDAは感染が確認されてからすぐに医師の処方を受け、5日以内に服用を開始すべきだとしています。
パクスロビドは2種類の錠剤からなり、5日間にわたって1日2回服用することでウイルスの増殖を抑えるもので、ファイザーは重症化のリスクが高い人に対し発症から5日以内に投与した場合、入院したり死亡したりするリスクが88%低下したとする2200人を対象とした臨床試験(治験)の結果を公表しています。
また、実験ではオミクロン型変異ウイルスでも増殖を抑える効果がみられたとしています。
FDAは、「アメリカで飲むタイプの新型コロナウイルス治療薬が使えるようになるのは初めてで、変異ウイルスが広がる中、闘うための新たな手段となる」とコメントしています。
パクスロビドはヨーロッパ連合(EU)ではすでに承認を受けています。アメリカ政府は1000万回分購入することで会社側と合意しているほか、イギリス政府も275万回分を購入すると発表するなど、各国で確保の動きが進んでいます。日本政府も実用化をにらみ、事前に200万人分の供給契約を結んでいます。
ファイザーは来年末までに1億2000万回分生産できる見込みだとしています。
2021年12月24日(土)
対象となるのは12歳以上で重症化のリスクが高い人で、FDAは感染が確認されてからすぐに医師の処方を受け、5日以内に服用を開始すべきだとしています。
パクスロビドは2種類の錠剤からなり、5日間にわたって1日2回服用することでウイルスの増殖を抑えるもので、ファイザーは重症化のリスクが高い人に対し発症から5日以内に投与した場合、入院したり死亡したりするリスクが88%低下したとする2200人を対象とした臨床試験(治験)の結果を公表しています。
また、実験ではオミクロン型変異ウイルスでも増殖を抑える効果がみられたとしています。
FDAは、「アメリカで飲むタイプの新型コロナウイルス治療薬が使えるようになるのは初めてで、変異ウイルスが広がる中、闘うための新たな手段となる」とコメントしています。
パクスロビドはヨーロッパ連合(EU)ではすでに承認を受けています。アメリカ政府は1000万回分購入することで会社側と合意しているほか、イギリス政府も275万回分を購入すると発表するなど、各国で確保の動きが進んでいます。日本政府も実用化をにらみ、事前に200万人分の供給契約を結んでいます。
ファイザーは来年末までに1億2000万回分生産できる見込みだとしています。
2021年12月24日(土)
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