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■接種機会逃した世代にも無料接種実施へ 子宮頸がんワクチン [健康ダイジェスト]

 来年4月から接種の積極的な呼び掛けが再開される、子宮頸(けい)がんなどのヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンについて、厚生労働省は呼び掛けを中止していた8年余りの間に定期接種の対象年齢を過ぎた女性すべてを無料接種の対象とすることを決めました。
 子宮頸がんワクチンは小学6年生から高校1年生の女性を対象に2013年4月に定期接種に追加されましたが、体の痛みや倦怠(けんたい)感などを訴える人が相次ぎ、厚労省は2カ月後に積極的な接種の呼び掛けを中止しました。
 厚労省は国内や海外で有効性や安全性のデータが報告されているなどとして、来年4月から呼び掛けを再開する方針で、23日、専門家で作る分科会で呼び掛けを中止していた間に接種を受ける機会を逃し、定期接種の対象年齢を過ぎた女性への対応について議論しました。
 この中で厚労省は、呼び掛けが中止されていた間に対象年齢を迎えていた1997年度から2005年度にかけて生まれた女性すべてを無料接種の対象とする方針を示しました。
 今年度中に16歳から24歳になる人たちで、接種を受けられる期間は来年度からの3年間としていて、いずれも分科会で了承されました。
 厚労省は自治体に対し、対象者には個別に予診票とパンフレットを送って周知するよう求めることにしています。
 8年前の2013年に厚労省が子宮頸がんワクチンの積極的な接種の呼び掛けを中止して以降、ワクチンの接種率は急激に下がり、大阪大学の研究チームは無料で接種できる年代を過ぎた2000年度から2004年度にかけて生まれた現在16歳から21歳までの女性のうち、およそ260万人が無料接種の機会を逃したと分析しています。
 また、この世代の女性のおよそ7割がワクチンを接種していたら、子宮頸がんになる人をどれだけ減らせたか試算したところ、ワクチンで子宮頸がんの発症を60%防ぐとした場合、将来子宮頸がんになる人を2万2000人減らすことができ、5500人が子宮頸がんで亡くなるのを避けられたとしています。

 2021年12月24日(金)




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JeffreyLag

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by JeffreyLag (2021-12-24 22:53) 

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