■コロナ飲み薬「モルヌピラビル」、国内初承認 週明けにも使用開始 [健康ダイジェスト]
厚生労働省は24日、アメリカの製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルス治療薬「モルヌピラビル」を正式承認しました。軽症・中等症向けで、外来や自宅療養で使いやすい初の飲み薬となります。
臨床試験(治験)で、発症まもない患者の重症化を抑える効果がありました。週末から配送が始まり、週明けにも医療現場で使えるようになる見通しです。
メルクの日本法人MSDが3日に、製造販売承認を申請していました。アメリカがすでに緊急使用許可を出しています。今回は海外の当局が先に認めた薬を迅速に審査する「特例承認」の扱いとなります。
発症早期から5日間、1日に2回ずつ服用します。治験では、高齢などで重症化する恐れの大きい患者の入院や死亡のリスクを約30%抑えられました。メルクは新たなオミクロン型変異ウイルスにも有効である可能性が高いと説明しています。
厚労省は160万回分の供給契約を結んでいます。週末から国内に搬送済みの20万回分の配送を始め、週明けにも全国の医療機関や薬局で活用できるようにします。自宅療養の患者らが入手しやすい体制を整えるため、医療機関や薬局などの連携も必要になります。
後藤茂之厚生労働相は24日夜、記者団に対し、「軽症者向けの経口治療薬は、国民が安心して暮らすための切り札になり得る。オミクロン型の感染拡大が懸念される中で、治療へのアクセスを向上させ、重症化を防止することが大いに期待される。必要な患者に治療薬を確実に届けるとともに、さらなる治療薬の早期実用化に向けて全力を尽くしていく」と述べました。
2021年12月24日(金)
臨床試験(治験)で、発症まもない患者の重症化を抑える効果がありました。週末から配送が始まり、週明けにも医療現場で使えるようになる見通しです。
メルクの日本法人MSDが3日に、製造販売承認を申請していました。アメリカがすでに緊急使用許可を出しています。今回は海外の当局が先に認めた薬を迅速に審査する「特例承認」の扱いとなります。
発症早期から5日間、1日に2回ずつ服用します。治験では、高齢などで重症化する恐れの大きい患者の入院や死亡のリスクを約30%抑えられました。メルクは新たなオミクロン型変異ウイルスにも有効である可能性が高いと説明しています。
厚労省は160万回分の供給契約を結んでいます。週末から国内に搬送済みの20万回分の配送を始め、週明けにも全国の医療機関や薬局で活用できるようにします。自宅療養の患者らが入手しやすい体制を整えるため、医療機関や薬局などの連携も必要になります。
後藤茂之厚生労働相は24日夜、記者団に対し、「軽症者向けの経口治療薬は、国民が安心して暮らすための切り札になり得る。オミクロン型の感染拡大が懸念される中で、治療へのアクセスを向上させ、重症化を防止することが大いに期待される。必要な患者に治療薬を確実に届けるとともに、さらなる治療薬の早期実用化に向けて全力を尽くしていく」と述べました。
2021年12月24日(金)
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by GregoryHah (2021-12-24 23:12)