■中国の新型コロナ新規感染者223人、2020年３月以来最多に

　北京冬季オリンピックの開幕が３週間後に迫る中国で17日、新型コロナウイルスの新規感染者が223人確認され、武漢市で確認された世界最初の感染拡大が収まった2020年３月以来、最多を記録しました。
　中国国家衛生健康委員会は同日、31省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団から16日に報告を受けた新型コロナウイルスの新規感染者（無症状感染者除く）が223人だったと発表しました。
　感染拡大が続く天津市で新たに80人の感染者が見付かったほか、製造業の中心地、広東省では感染力の強いオミクロン型変異ウイルスの感染者を含む９人の感染が確認されました。
　北京にはすでにオリンピック出場選手や関係者が到着しつつあり、そのまま地元住民との接触を一切断った厳格な「バブル」に入っています。
　ただ、北京市内で先週末15日にオミクロン型感染者１人が確認されたことから、当局は市外からの入境規制を強化。22日以降に市内に入るには事前の検査で陰性が証明されていることに加え、入市後72時間以内に追加でＰＣＲ検査を受けることが必要となりました。
　北京市当局はまた、市民に春節（旧正月）の休暇中に市外へ移動しないよう強く求めています。
　また、北京市当局は17日、新型コロナのオミクロン型変異ウイルスの感染者が市内で初めて確認されたことについて、これまでに新たな市中感染は確認されていないとした上で、「感染者は海外からの郵便物を通じて感染した可能性が排除できない」とする見解を発表しました。
　その根拠として、感染者が直近の14日間、市外に出ていないことや、カナダから受け取った郵便物からオミクロン型とみられるウイルスが検出されたことなどを挙げ、海外からの商品の購入をなるべく控えるよう呼び掛けています。

　２０２２年１月１７日（月）

タグ：健康ダイジェスト 健康創造塾 ニュース