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■濃厚接触者の待機、介護職や保育職など5日目で解除 2回検査で陰性の場合 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は28日、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者の待機期間について、介護や保育など社会機能の維持に必要とされる特定の職種につくエッセンシャルワーカーは2回の検査で陰性の場合、5日目で解除することを決めました。それ以外の一般の人の待機期間は、10日間から7日間に短縮します。オミクロン型変異ウイルスの感染急拡大で濃厚接触者が激増する中、人員不足により社会経済活動が止まるのを避けるのが狙いです。
 岸田文雄首相は28日、首相官邸で記者団に「感染拡大防止の一方で、社会経済活動の維持のバランスを取る必要がある」と説明しました。
 政府は今月14日に濃厚接触者の待機期間を見直したばかり。その時の見直しでは、当初14日間だった待機期間を10日間に変更。警察や消防、介護、保育など自治体が社会機能の維持に必要と判断した職種について、6日目か7日目の検査で陰性となった場合は解除することにしました。医療従事者については、無症状で、毎日の検査で陰性の場合は勤務を続けられる運用を続けています。
 今回の見直しでは、待機期間を10日間から7日間に短くします。社会機能の維持に必要な仕事についている人は4日目と5日目の検査が陰性の場合、5日目で待機を解除します。ただ、10日間経過するまでは検温など各自に健康状況の確認を求めます。現在濃厚接触者になっている人にも適用されます。また、無症状感染者の療養期間は10日間から7日間に短縮。さらに入国者の待機期間も短縮し、7日間で解除します。
 国立感染症研究所は現在流行するオミクロン型について、濃厚接触者が10日間経過した後に発症するリスクは、アルファ型などの14日間経過後と同等であると評価。一方、地域の流行状況に応じて、濃厚接触者の待機期間の短縮を検討することを推奨しています。
 専門家の有志は14日に、「5%程度の発症リスクが残るが、10日目までの健康状態の確認などを組み合わせることで、14日間の待機と同程度までリスクを下げられる」として、待機期間を7日間にするよう提言していました。
 後藤茂之厚労相は28日、記者団に「濃厚接触者の解除後の発症リスクを5%程度は認容する前提で、社会的機能維持に必要な対応を図れるように考えた」と語りました。

 2022年1月30日(日)




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