■南アフリカ、無症状コロナ感染者を隔離不要に 第4波収束と判断 [健康ダイジェスト]
南アフリカ政府は1月31日、新型コロナウイルスに感染しても無症状なら隔離を不要にすると発表しました。人口の多数がワクチン接種や過去の感染によって免疫を獲得したためといいます。感染拡大の「第4波」を全国的に脱したとも宣言しました。オミクロン型変異ウイルスがいち早く広がった南アフリカで、感染対策が収束に向かいます。
同日に開いた専門家会議を経て臨時閣議で決定し、即時実施します。政府は規制緩和の理由について、「複数の抗体調査で60~80%を超えるなど、新型コロナの免疫を獲得した人がかなり増えた」と説明しました。
濃厚接触者も無症状なら隔離は不要とし、症状がある人の隔離期間は10日から7日に短縮します。学校も全面再開させ、教室でのソーシャルディスタンスの要件を撤廃します。詳細は近日中の政令で定めます。
南アフリカは2021年11月下旬、世界でいち早くオミクロン型の存在を報告。感染者数は12月中旬にかけて急増し、1日当たり2万人超となった後に急速に減少。2022年1月31日は1400人台でした。現在、国内の警戒レベルは5段階中最低。
オミクロン型はその後、欧米やアジアに急速に広がりました。感染力は高いものの、ワクチンの普及もあって重症者や死者は抑えられており、ヨーロッパなどでは規制を緩和する動きが広がっています。
イギリスの人口の大半を占めるイングランドでは1月27日、マスク着用義務などがなくなりました。デンマークは2月からすべての国内規制を撤廃する予定で、飲食店の営業時間短縮などが解除されます。オーストリアも順次規制を緩和します。感染を封じ込めるための厳しい規制は経済的な打撃も大きく、「コロナとの共存」に切り替える動きが世界各国で強まっています。
2022年2月1日(火)
同日に開いた専門家会議を経て臨時閣議で決定し、即時実施します。政府は規制緩和の理由について、「複数の抗体調査で60~80%を超えるなど、新型コロナの免疫を獲得した人がかなり増えた」と説明しました。
濃厚接触者も無症状なら隔離は不要とし、症状がある人の隔離期間は10日から7日に短縮します。学校も全面再開させ、教室でのソーシャルディスタンスの要件を撤廃します。詳細は近日中の政令で定めます。
南アフリカは2021年11月下旬、世界でいち早くオミクロン型の存在を報告。感染者数は12月中旬にかけて急増し、1日当たり2万人超となった後に急速に減少。2022年1月31日は1400人台でした。現在、国内の警戒レベルは5段階中最低。
オミクロン型はその後、欧米やアジアに急速に広がりました。感染力は高いものの、ワクチンの普及もあって重症者や死者は抑えられており、ヨーロッパなどでは規制を緩和する動きが広がっています。
イギリスの人口の大半を占めるイングランドでは1月27日、マスク着用義務などがなくなりました。デンマークは2月からすべての国内規制を撤廃する予定で、飲食店の営業時間短縮などが解除されます。オーストリアも順次規制を緩和します。感染を封じ込めるための厳しい規制は経済的な打撃も大きく、「コロナとの共存」に切り替える動きが世界各国で強まっています。
2022年2月1日(火)
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