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■オーストラリア、2年ぶりに外国人受け入れ再開へ コロナワクチン接種が条件 [健康ダイジェスト]

 オーストラリアは7日、新型コロナウイルスのワクチン接種を条件に、すべての国と地域からの観光客やビザ(査証)保有者の受け入れを21日から約2年ぶりに再開すると発表しました。
 スコット・モリソン首相は、「ワクチンを2回接種した渡航者を再びオーストラリアに迎え入れることを楽しみにしているし、観光業界も同様だ」と述べました。
 入国時にはワクチン接種証明を提供する必要があると、モリソン首相は説明。「それが決まりで、誰もが従う必要がある」と述べました。
 医療上の理由から接種を受けられない場合は、渡航用の接種免除を申請する必要があります。申請が通ると、入国後のホテル隔離が義務付けられます。
 オーストラリアの国境再開は、留学生の受け入れにかかわる教育機関や関連業界など、多方面に歓迎される見通し。
 同国は新型ウイルスのパンデミック(世界的大流行)開始以来、世界で最も厳格な国境管理を敷いてきました。政府は2020年3月に国境を閉鎖して、ほとんどの外国人の入国を禁止し、感染対策として総入国者数に上限を設けました。
 また、昨年には国民の出国も禁止。インドでデルタ型変異ウイルスが猛威を振るっていた昨年5月には、自国民でもインドからの帰国を認めませんでした。
 その後、国内でワクチン接種が進んだことを受けて段階的に渡航者の受け入れを進めてきました。11月にシンガポールからの渡航者の入国を認めたほか、12月半ばには対象を日本や韓国に拡大しました。それ以外の国からも学生ビザや就労ビザなど、ビザの種類を限定し渡航者を受け入れています。
 外国人の入国禁止で打撃を受けた観光業界は、今回の決定を歓迎しています。オーストラリア観光輸出協議会のピーター・シェリー代表は7日、「2年近くにわたり国境が閉ざされた。国内の観光事業者にとって長くつらい道のりだった」と述べた上で、「今回のニュースは生き残った事業者に対し再建に向けた明確なスタート地点を示すものだ」としました。
 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、オーストラリアでは7日時点で270万人以上が感染し、新型ウイルス関連の死者数は4248人に上っています。国民の8割近くは、2回のワクチン接種を終えています。
 一方、同じく一昨年から外国人の入国を原則禁止してきたニュージーランド政府も、先週、日本人を始め入国ビザが必要ない外国人の受け入れについて、今年7月までに再開すると発表しています。

 2022年2月7日(月)




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