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■上海市全域での外出制限始まる コロナ新規感染者は4477人で最多更新 [健康ダイジェスト]

 中国最大の経済都市・上海で新型コロナウイルスの感染が拡大し全域で段階的に厳しい外出制限が始まる中、一部の貨物便が欠航するなどの影響も出始めています。当局は外出制限の期間を短く設定するなど経済への影響を最小限にしたい狙いとみられ、感染を抑え込めるかが焦点です。
 3月に入り新型コロナウイルスの感染が拡大している中国では、28日1日で全土の市中感染が無症状の人も含めて6886人確認されました。
 このうち上海市では無症状の人を中心に4477人と最も多い感染者が確認され、28日から4月5日までの期間、市内全域を東西2つの地域に分けて段階的に厳しい外出制限がとられています。
 外出制限が始まった上海市東部には国際便が多く就航する浦東空港がありますが、全日空と日本航空は従業員が出勤できないため日本と結ぶ貨物便が28日に続いて29日も多くの便が欠航しました。
 また、同じ東部にある世界最大のコンテナの取扱量がある港では貨物船からの荷降ろしはできるものの、配送するドライバーなどの不足が指摘されており、制限が長期化すれば世界のサプライチェーン(供給網)への影響が広がる懸念も出ています。
 上海市の外出制限はこれまでのほかの都市と比べて短く設定されており、当局には大都市では経済への影響を最小限にしたい狙いがあるとみられますが、期間中に感染を抑え込めるかが焦点です。
 また、人口約1000万の東北部の黒竜江省ハルビン市では感染が確認された人の数はここ数日間、無症状も合わせて10人前後ですが、27日夜から市内全域を対象にした外出制限が始まり、生活必需品の買い物を各家庭で1人だけ2日に1回、2時間以内に限って認める厳しい措置がとられています。
 一方、同じ東北部の人口約900万人の吉林省長春市では3月11日から外出制限が始まりましたが、28日の感染確認は932人と感染が収まらず、トヨタ自動車の現地工場が14日から操業を停止するなど影響が続いているほか、ネット上には食品が購入しにくいといった投稿が多く見られ、長期化する措置への不満が高まっています。

 2022年3月29日(火)




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