■50歳以上への4回目コロナワクチン接種を緊急承認 アメリカ食品医薬品局 [健康ダイジェスト]
アメリカ食品医薬品局(FDA)は29日、アメリカ製薬大手のファイザーとモデルナがそれぞれ開発した新型コロナウイルスワクチンについて、50歳以上の人々への4回目の接種を緊急承認しました。
アメリカでは現在、免疫不全の患者に限ってファイザーとモデルナのワクチンの2回目の追加接種を認めていて、一般の50歳以上に対象を拡大することになります。
FDAは、3回目接種から4カ月後の追加接種により重症化予防効果が向上し、安全性に関する新たな懸念もないという証拠が得られたと説明。さらに、免疫力が低下している人については、4回目接種から4カ月以上たてば5回目の接種が可能となります。5回目接種の対象年齢は、ファイザー製で12歳以上、モデルナ製で18歳以上。
新型コロナウイルスの流行では現在、変異型「オミクロン型」の別系統「BA・2」に起因する新たな感染拡大の可能性が懸念されています。
FDAの科学者ピーター・マークス氏は承認理由として、「高齢者や免疫不全者における新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ効果が、時間の経過とともに一部弱まっていることが示された」と説明しました。
アメリカ全土の新規感染者数は25日時点で3万人ほどと、ピークだった1月の約80万人から大きく減少していて、4回目の接種の必要性を巡りFDAの中でも議論が別れています。
ただ、感染再拡大も想定し、秋までにはすべての年齢で承認すべきという意見もあるということです。
2022年3月30日(水)
アメリカでは現在、免疫不全の患者に限ってファイザーとモデルナのワクチンの2回目の追加接種を認めていて、一般の50歳以上に対象を拡大することになります。
FDAは、3回目接種から4カ月後の追加接種により重症化予防効果が向上し、安全性に関する新たな懸念もないという証拠が得られたと説明。さらに、免疫力が低下している人については、4回目接種から4カ月以上たてば5回目の接種が可能となります。5回目接種の対象年齢は、ファイザー製で12歳以上、モデルナ製で18歳以上。
新型コロナウイルスの流行では現在、変異型「オミクロン型」の別系統「BA・2」に起因する新たな感染拡大の可能性が懸念されています。
FDAの科学者ピーター・マークス氏は承認理由として、「高齢者や免疫不全者における新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ効果が、時間の経過とともに一部弱まっていることが示された」と説明しました。
アメリカ全土の新規感染者数は25日時点で3万人ほどと、ピークだった1月の約80万人から大きく減少していて、4回目の接種の必要性を巡りFDAの中でも議論が別れています。
ただ、感染再拡大も想定し、秋までにはすべての年齢で承認すべきという意見もあるということです。
2022年3月30日(水)
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