■WHO、ファイザー飲み薬を「強く推奨」 重症化しやすい患者に最善の治療法 [健康ダイジェスト]
世界保健機関(WHO)は22日、アメリカのファイザーの新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッド」について、軽症患者らのうち、重症化しやすいワクチン未接種者、高齢者、免疫不全患者らに対する「今までで最善の治療法だ」として、強く推奨するとの見解を発表しました。
WHOはまた、これまで症状の軽重を問わず使用を推奨しないとしてきた抗ウイルス薬「レムデシビル」についても、重症化しやすい軽症、中等症患者に限り推奨するとして、方針転換しました。
パキロビッドについてWHOは、3078人の患者を対象にした臨床試験の結果、重症化する恐れが高い患者の入院率を85%低下させたとしています。一方、重症化の危険性が低い患者に対する投与では効果が確認できなかったため、WHOは使用を推奨していません。
感染初期にしか投与できないため、迅速で正確な検査体制の確立が鍵を握っていると指摘し、中低所得国の現状に改めて懸念を表明。価格面での透明性の向上を、ファイザー側に求めました。
パキロビッドは日本の厚生労働省も、アメリカのメルクの「モルヌピラビル」に次いで2月に特例承認しています。体内でコロナウイルスが増えるのを防ぐ薬「ニルマトレルビル」と、抗エイズウイルス(HIV)薬としても使われている「リトナビル」で構成。1日2回、5日間服用します。
2022年4月23日(土)
WHOはまた、これまで症状の軽重を問わず使用を推奨しないとしてきた抗ウイルス薬「レムデシビル」についても、重症化しやすい軽症、中等症患者に限り推奨するとして、方針転換しました。
パキロビッドについてWHOは、3078人の患者を対象にした臨床試験の結果、重症化する恐れが高い患者の入院率を85%低下させたとしています。一方、重症化の危険性が低い患者に対する投与では効果が確認できなかったため、WHOは使用を推奨していません。
感染初期にしか投与できないため、迅速で正確な検査体制の確立が鍵を握っていると指摘し、中低所得国の現状に改めて懸念を表明。価格面での透明性の向上を、ファイザー側に求めました。
パキロビッドは日本の厚生労働省も、アメリカのメルクの「モルヌピラビル」に次いで2月に特例承認しています。体内でコロナウイルスが増えるのを防ぐ薬「ニルマトレルビル」と、抗エイズウイルス(HIV)薬としても使われている「リトナビル」で構成。1日2回、5日間服用します。
2022年4月23日(土)
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