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■アメリカ、首都ワシントンなどでサル痘感染者45人を確認 感染経路不明の患者も [健康ダイジェスト]

 天然痘に似た発疹が特徴のサル痘の感染者が、アメリカでじわりと増えています。中には感染経路が不明な患者もいるということです。
 アメリカ疾病対策センター(CDC)は10日、アメリカ国内の15の州と首都ワシントンでサル痘の新たな感染者が確認され、感染者は先週から倍増して少なくとも45人になったと明らかにしました。
 死者はおらず、ほとんどが軽症で発疹が出る前に発熱や頭痛などの症状が出たということです。
 多くが海外への渡航歴があったか、感染した人との濃厚接触が確認されていますが、少なくとも数人は感染経路がわかっていません。
 これまでに空気感染の報告はなく、唾液や飛沫(ひまつ)などを介して感染する可能性があるとみられています。
 世界では9日時点で約1300人のサル痘感染者が確認されていて、CDCは無症状の患者が感染を広げる可能性についても調査を進めています。
 CDCはサル痘について、現在確認されている感染例は必ずしも一般的な症状を呈しておらず、診断が困難になっていると明らかにしました。CDCは、サル痘の感染拡大防止には感染者の特定が不可欠だと強調しています。
 CDCのロシェル・ワレンスキ所長は、「確認されているサル痘の症状は軽度で、体の限られた部位にしか症状が出ないこともある。サル痘が風土病となっているアフリカ西部・中部の国々でみられる一般的な症状とは異なる」と指摘し、「このため、一部の症例が確認・診断できないことが懸念される」として医療従事者と一般市民に警戒を呼び掛けました。
 サル痘に感染すると発熱、悪寒、筋肉痛、リンパ節のはれなどのインフルエンザのような症状が出た後、全身に水痘のような発疹が現れることが多くなっています。しかし、現在確認されている感染例では必ずしも一般的な症状が出ておらず、発疹も体の限られた部位にしか現れないことが多いとしています。
 ワレンスキ所長は、「サル痘は(ヘルペスなどの)いくつかの性感染症と似た症状を呈することがあると認識するのが重要だ」として誤診に注意を呼び掛けました。

 2022年6月11日(土)

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