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■中国・北京市、新型コロナのクラスターで228人感染確認 340万人を対象にPCR検査 [健康ダイジェスト]

 中国の首都・北京市の市内中心部にあるナイトクラブで、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、これまでに228人の感染が確認されました。市当局はナイトクラブがある地域の人を対象に、13日から3日連続で大規模なPCR検査を行うなど警戒を強めています。
 北京では市内中心部の朝陽区の繁華街にあるナイトクラブで、新型コロナウイルスのクラスターが発生し、市当局によりますと、6月9日からこれまでに客や店員228人の感染が確認されました。
 また、12日までに濃厚接触者と判断された人は8000人を超えたということです。
 市当局は、感染が拡大する可能性が高いとして、人口340万人余りの朝陽区の住民全員を対象に、13日から3日連続で大規模なPCR検査を行っており、13日は各地で検査を受ける人たちの行列ができていました。
 関係者が住む住宅地は封鎖され、13日から順次再開予定だった幼稚園から高校までの通園・通学は受験生を除き延期されました。
 さらに、市内全域でスポーツイベントの開催が禁止されたほか、近く営業を再開するとしていたテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・北京」が休園を継続するなど、警戒が強まっています。
 4月下旬以降に感染者が相次いで確認された北京市では、約1カ月間にわたり市内全域で店内での飲食が禁止され、その後感染者が減少したとして、先週6日に大半の地域で解禁されたばかりでした。
 習近平指導部が感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を堅持する中、市当局は感染者が増えるたびに対策を強化していて、経済や市民生活への影響が懸念されています。

 2022年6月13日(月)

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