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■北海道当別町の自称「赤ちゃんポスト」が乳児2人受け入れ 道は「不適切ではない」との認 [健康ダイジェスト]

 親が育てられない子供を匿名で預かる、自称「赤ちゃんポスト」(ベビーボックス)を運営する北海道石狩管内当別町の民間施設について、北海道は13日、この施設が乳児2人を受け入れたことを明らかにした。2人とも施設運営者と養子縁組をして引き取ることになっており、道は子供の養育環境は守られているとしています。
 この民間施設は昨年5月に開設され、運営者の坂本志麻さん(48)は獣医師で公認心理師です。道によると、1人目は2月、東京都在住の母親から依頼があり、運営者が対面したうえで預かりました。子供には先天性の疾患があり現在は施設にいるものの、今後、親の意思を確認し、子供を引き取る意思がなければ、運営者との養子縁組を検討するといいます。
 2人目は3月に道内在住の妊婦から依頼があり、運営者と妊婦が養子縁組をしました。医療機関で生まれ、女性が当別町に出生届を提出。妊婦は産後の子育てが困難な可能性があり、出産前から支援が必要とされる「特定妊婦」に登録されているといいます。
 いずれも、施設側から中央児童相談所(児相)と当別町に情報提供があり、両者が相談や助言に当たってきました。道は児相を通じて把握しました。2人は女児で、ともに健康といいます。
 道は昨年5月の施設開設以降、近くに連携できる医療機関がないことなどから安全面などに課題があるとして、運営自粛を実地に3回、文書で13回要請してきたものの、施設側は応じていません。
 ただ今回は、施設側が面談をした上で預かったことや、法的な養子縁組によって子供の養育環境が整っていることを理由に、道としては「不適切ではない」との認識です。
 一方、運営者は「これ以上、養子縁組をして子供を受け入れることは難しい」と話しているといい、道は今後、妊婦などから相談があった場合は速やかに関係機関に情報提供するよう改めて指導するといいます。
 道は、予期しない妊娠や出産で悩みや不安を抱える妊産婦からの相談を受ける「にんしんSOSほっかいどうサポートセンター」(札幌市東区)を開設し、まずは相談するよう呼び掛けています。電話(080・4621・7722)やメール、LINEなどで、匿名でも受け付けています。

 2023年4月13日(木)

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