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■病気 胃ポリープ [病気(い)]

[レストラン]胃粘膜から隆起する球形のできもので、良性
 胃ポリープとは、胃粘膜上皮の異常増殖によって、粘膜面から隆起する球形のできもの。胃の粘膜下にできる胃粘膜下腫瘍(しゅよう)とともに、胃の代表的良性腫瘍の一つです。
 小さいできものは数ミリくらいのわずかな隆起ですが、大きいものでは2、3センチにもなります。キノコのような形のものもあります。
 ポリープは形態からみた一般的な総称で、その組織を実際に調べることにより、過形成性ポリープ、再生性ポリープ、腺腫(せんしゅ)性ポリープ、消化管ポリポーシスなどに分けられます。
 過形成性ポリープは、胃ポリープの代表的なもの。表面が発赤し、鮮やかな赤い紋様を示すものと、ほとんど色調の変わらないものとがあります。がん化することは、めったにありません。
 再生性ポリープは、胃粘膜のただれが治る過程で、過剰な修復が起こり、ケロイドのように盛り上がったもの。中心にへこみがあり、まだ粘膜が欠損していることもあります。がん化することは、ほとんどありません。
 腺腫(せんしゅ)性ポリープは、胃では比較的少ないものの、長い間にがん化することもあるため、内視鏡的に切除を考えたほうがよいもの。
 消化管ポリポーシスは特殊なもので、ポリープが大腸全体に多数存在するとともに、大腸以外の胃などの消化管や全身の臓器にも異常を伴いやすいもの。
 通常、胃ポリープがあっても全く症状はありません。まれに、胃の末端で十二指腸につながる部分である幽門の近くにポリープがあって、それが蠕動(ぜんどう)に乗って十二指腸のほうへ逸脱すると、引っ張られて痛みを感じることがあります 。
[レストラン]胃ポリープの検査と診断と治療
 胃集団検診、人間ドックや他の疾患で胃のX線検査、内視鏡検査を行った際に、胃ポリープは偶然発見されます。いずれのポリープでも、小さなものならば放置してもまず問題はありません。
 医師の側では、ポリープの性質を詳しく知り、今後の経過観察や治療の方針を立てるために、内視鏡検査を行います。場合によっては、内視鏡観察下でポリープの一部を採取して、顕微鏡で組織を調べる胃生検を行います。
 過形成性ポリープや再生性ポリープは普通、特別な治療は必要ありません。定期的に内視鏡観察を行い、大きさ、形、数の変化などがあれば、胃生検を行って調べます。
 出血を反復するもの、悪性変化が疑われるものなどは、内視鏡的に切除をします。腺腫性ポリープも、切除の対象になります。内視鏡的切除では、ポリープを内視鏡で観察しながら、スネアという細い針金の輪をかけて、それに高周波電流を通してポリープを焼灼(しょうしゃく)切断します。
 胃ポリープが大きくなってがん化しても、ほとんどが粘膜内がんであるため、大きさにかかわらず生命の予後は良好です。
 ポリープの中には、過形成性ポリープなどピロリ菌と深い関係を持つと思われるものもあり、ピロリ菌の除菌治療をすると、胃に多発したポリープが自然に消えてしまう場合があります。胃ポリープが見付かった場合には、念のためにピロリ菌感染の有無を調べ、もし陽性であれば除菌をします。

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■病気 胃酸過多症 [病気(い)]

[レストラン]胃の機能が高進して、胃酸の分泌が多くなっている状態
 胃酸過多症とは、胃の機能が高進して、胃液の成分である塩酸の酸度が普通よりも高くなっている状態。過酸症とも呼ばれます。
 胃液の分泌は自律神経の支配を受け、主として食事の前後に増加します。年間を通じて春と秋に多く、夏と冬は比較的分泌が低下しています。食事の内容によっても増加します。
 症状としては、みぞおちから胸にかけて焼けるような不快感がある胸焼け、げっぷ、胃の酸っぱい液体が口まで逆流してくる呑酸(どんさん)がみられます。これらは、酸度の高い胃酸液が食後に大量に分泌されることが一般的なため、食後1~2時間で起こります。
 また、食べ物が胃に入っていない空腹時に胃液が大量分泌し、とりわけ夜間に分泌量が増える傾向がある胃酸過多症では、空腹時の胃の痛み、胃もたれ、食欲減退などの症状が現れます。
 原因となるのは胃酸分泌能の高進ですが、その仕組みについてはまだよくわかっていません。胃粘膜の胃酸を分泌する細胞が多いことや、胃酸分泌を促す中枢神経からの刺激に対する感受性の高進、胃液分泌の促進と抑制を調節する迷走神経、交感神経の異常、ガストリン、セクレチンなどのホルモンの異常などが考えられています。酒、たばこ、刺激性食品の摂取過多が、原因となることもあります。
 胃酸過多症を伴いやすい疾患としては、急性胃炎、若年型慢性胃炎、胃潰瘍(かいよう)、十二指腸潰瘍、ゾリンジャー・エリンソン症候群、副甲状腺(せん)機能高進症などが挙げられます。
[レストラン]胃酸過多症の検査と診断と治療
 胃酸過多の診断には、鼻から胃にチューブを挿入して、採取した胃液から胃液の酸度と胃酸分泌能を調べることが確実ですが、この検査はあまり用いられていません。
 治療としては、主として胃液の分泌を抑え、胃酸の酸度を中和させるために、重曹、水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム配合薬などの制酸剤や、胃粘膜からの胃酸分泌を強力に抑えるH2受容体拮抗(きっこう)薬、プロトンポンプ阻害薬などの胃酸分泌抑制剤が使用されます。
 胃酸過多症において日常で注意することは、香辛料、コーヒー、炭酸飲料、漬物、アルコール、たばこなどの胃酸の分泌を促進するものと、精神的疲労によるストレスを避けることです。

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■病気 胃アトニー [病気(い)]

[喫茶店]胃下垂に胃の筋肉のたるみが加わって、胃の機能が低下
 胃アトニーとは、胃下垂に胃の筋肉の緊張低下が加わって、胃の機能が低下する疾患。アトニー(Atonie)とはドイツ語で体の組織が弛緩(しかん)していることを意味し、胃下垂とは胃の曲がり角が骨盤の中に入っている状態です。
 胃アトニーでは、胃の蠕動(ぜんどう)運動が減退した状態になるので、食べた物の消化、吸収ができにくくなります。食欲はありますが、食後に胃がもたれます。ゲップが出たり、むかつきがあったりしても、嘔吐(おうと)するまではいきません。
 食後に体を動かすと、おなかがゴロゴロ、グルグルと鳴ったり、膨らんだおなかをたたくとポンポン、ピチャピチャと音がすることもあります。
 不快を覚えるほどの症状がなければ、疾患ではないといえます。ただし、便秘気味になったり、胸がつかえて食べ物の通りがよくないと感じることもあります。胃の噴門部の働きも弱った状態になるために、胃液が食道へ逆流してしまう逆流性食道炎を併発しやすくなり、症状として胸焼けを起こすこともあります。
 重度の場合は、頭痛やめまいが生じることもあります。食事に不安を感じるため、量が取れず、体重が減少する傾向もみられます。精神神経症状として、頭痛、肩凝り、憂うつなどもみられます。
 原因は、特に定められていません。なりやすいのは、先天的に筋肉の弱い人、虚弱体質でやせた人。やせすぎで腹の筋肉が軟らかく、症状のひどい人は胃の形状が腹の上から見てもわかることがあります。とりわけ、食後に下腹部が膨張します。
 なお、ピロリ菌の感染が原因で、胃アトニーになるとの報告はありません。
[喫茶店]胃アトニーの検査と診断と治療
 胃アトニーは疾患と認定しにくい症状ですが、重い自覚症状が続く場合に限り胃がんなどの疾患との識別が必要ですので、内科の専門医を受診します。
 医師は、胃のX線検査で診断します。胃がんなどの症状の似たほかの疾患と鑑別するためには、胃内視鏡検査をしたり、胆囊(たんのう)、膵臓(すいぞう)の超音波検査を行います。
 治療は、食事療法が中心です。うどん、そばなどの消化しやすい糖質を取り、豆腐や白身魚などの栄養価が高く、消化しやすい蛋白(たんぱく)質を食べるように心掛けます。食事を1日4〜5回に分けて、少量ずつ食べるのも一案で、胃の負担を軽くできます。水分は食事の初めに摂取し、途中ではあまり飲まないことも工夫の一つ。
 事情が許せば、食後しばらくの間、横になるとよい場合もあります。アルコール類も少量にし、飲みすぎないようにします。
 薬物療法はほとんど行われませんが、胃の運動を正常化させる場合には、胃の運動を活発にする薬や消化剤を服用します。便秘している場合には、緩下剤を服用することがあるものの、習慣になると緩下剤なしで便通がつかなくなるので、あまり処方されません。
 規則正しい生活を送って、できるだけ神経を胃に集中させないようにし、適当に運動するほうがよいとされています。 腹筋が弱い人は、腹筋に重点を置いた筋肉トレーニングも有効です。
 引き締まった体になれば、胃が正常の位置に持ち上がり、胃アトニーも解消、予防できます。 いきなり激しい腹筋運動をすると胃を痛める可能性がありますので、徐々にならしていき、可能であれば毎日トレーニングします。

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■病気 いんきんたむし(股部白癬) [病気(い)]

[プレゼント]白癬菌が皮膚、特に内またなどに感染して起こる皮膚病
 いんきんたむしとは、かび(真菌)の一種の白癬(はくせん)菌が原因となって起こる皮膚病で、特に、またやしり、太もも、下腹部など、すれて湿っている部分にできるもの。頑癬、股部(こぶ)白癬ともいいます。
 夏季に、男性に多くみられ、時に集団発生することもあります。白癬菌は皮膚糸状菌とも呼ばれ、日本では10種類ほどみられるとされていますが、いんきんたむしの原因菌は大部分が猩紅(しょうこう)色菌で、まれに鼠径(そけい)表皮菌によることもあります。
 初めの変化は、丘疹と小さな膿疱(のうほう)です。丘疹とは、小さなぶつぶつで皮膚面からわずかに盛り上がっているものです。膿疱とは、黄色く濁った液が入っている小さな水疱です。
 これらが集まって輪状に並び、堤防状に盛り上がって、境界が鮮明になっていきます。中心部の皮膚は一見、治ったように見え、厚く硬くなって、褐色の色素沈着がみられるようになります。辺縁部には、赤いやや水っぽい丘疹が集まり、むけかかった皮がついているのが特徴です。激しいかゆみを伴い、体が温まると強くなります。
 なお、白癬菌は高温多湿を好み、ケラチンという皮膚の蛋白(たんぱく)を栄養源とするため、男性の陰茎、陰のうに白癬菌がつくことは、まれです。
[プレゼント]いんきんたむしの検査と診断と治療
 医師による、いんきんたむしの検査では、水疱部の皮膚を水酸化カリウムで溶かし、溶けずに残る白癬菌を顕微鏡で観察する方法が一般的で、皮膚真菌検査と呼ばれます。 時には、培養を行って、原因菌の同定を行うこともあります。
 治療法としては、表在性の白癬菌を殺す働きのある抗真菌薬の外用が一般的です。普通、1週間から10日で症状が改善しますが、皮膚が入れ替わる数カ月間の外用が必要です。広範囲のもの、抗真菌薬でかぶれるものでは、内服療法を行います。肝臓に負担がかかることもあるため、肝臓の弱い人は内服できません。内服中は1カ月に1回、肝機能検査を行います。
 生活上で、いんきんたむしに対処する注意点を挙げると、真菌は高温多湿を好むので、その逆の状態にすることが必要です。すなわち、蒸さない、乾かす、よく洗うといったことです。毎日、入浴して、その日についた汚れをせっけんや、ボディソープできれいに洗い流して、後は十分に水をふき取ります。湿った下着類も毎日、取り替えます。ふだんから体の清潔を心掛けることは、予防のためにも大事です。

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