SSブログ

■病気 胃酸過多症 [病気(あ行)]

[レストラン]胃の機能が高進して、胃酸の分泌が多くなっている状態
 胃酸過多症とは、胃の機能が高進して、胃液の成分である塩酸の酸度が普通よりも高くなっている状態。過酸症とも呼ばれます。
 胃液の分泌は自律神経の支配を受け、主として食事の前後に増加します。年間を通じて春と秋に多く、夏と冬は比較的分泌が低下しています。食事の内容によっても増加します。
 症状としては、みぞおちから胸にかけて焼けるような不快感がある胸焼け、げっぷ、胃の酸っぱい液体が口まで逆流してくる呑酸(どんさん)がみられます。これらは、酸度の高い胃酸液が食後に大量に分泌されることが一般的なため、食後1~2時間で起こります。
 また、食べ物が胃に入っていない空腹時に胃液が大量分泌し、とりわけ夜間に分泌量が増える傾向がある胃酸過多症では、空腹時の胃の痛み、胃もたれ、食欲減退などの症状が現れます。
 原因となるのは胃酸分泌能の高進ですが、その仕組みについてはまだよくわかっていません。胃粘膜の胃酸を分泌する細胞が多いことや、胃酸分泌を促す中枢神経からの刺激に対する感受性の高進、胃液分泌の促進と抑制を調節する迷走神経、交感神経の異常、ガストリン、セクレチンなどのホルモンの異常などが考えられています。酒、たばこ、刺激性食品の摂取過多が、原因となることもあります。
 胃酸過多症を伴いやすい疾患としては、急性胃炎、若年型慢性胃炎、胃潰瘍(かいよう)、十二指腸潰瘍、ゾリンジャー・エリンソン症候群、副甲状腺(せん)機能高進症などが挙げられます。
[レストラン]胃酸過多症の検査と診断と治療
 胃酸過多の診断には、鼻から胃にチューブを挿入して、採取した胃液から胃液の酸度と胃酸分泌能を調べることが確実ですが、この検査はあまり用いられていません。
 治療としては、主として胃液の分泌を抑え、胃酸の酸度を中和させるために、重曹、水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム配合薬などの制酸剤や、胃粘膜からの胃酸分泌を強力に抑えるH2受容体拮抗(きっこう)薬、プロトンポンプ阻害薬などの胃酸分泌抑制剤が使用されます。
 胃酸過多症において日常で注意することは、香辛料、コーヒー、炭酸飲料、漬物、アルコール、たばこなどの胃酸の分泌を促進するものと、精神的疲労によるストレスを避けることです。

ウェブ版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯i-mode版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯au版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯Yahoo!ケータイ版の健康創造塾にアクセスできます。




タグ:健康創造塾 病気 病気(あ行) 食道、胃腸、肛門の病気 胃酸過多症 特発性慢性胃炎 慢性肥厚性胃炎 腸上皮化生性胃炎 ゆう状胃炎 化生性胃炎 いぼ状胃炎 肥厚性胃炎 隆起型びらん性胃炎 胃食道逆流症 慢性胃炎 急性腸炎 急性大腸炎 アメーバ赤痢 慢性腹膜炎 ロタウイルス腸炎 食道炎 急性腹膜炎 胃の不快症状 慢性腸炎 吸収不良症候群 腸結核 胃アトニー 急性食道炎 胃ポリープ 胃粘膜下腫瘍 潰瘍性大腸炎 スキルス胃がん 過敏性腸症候群 食中毒 胃潰瘍 胸焼け 胃炎 臍ヘルニア クローン病 虫垂炎 大腸がん 胃がん 急性虫垂炎 食道がん 偽膜性腸炎 感染性胃腸炎 赤痢 十二指腸潰瘍 潰瘍 逆流性食道炎 幽門狭窄 臍炎 胃切除後障害 胃神経症(神経性胃炎) マロリー・ワイス症候群 低酸症 急性胃炎 機能性胃腸症(機能性ディスペプシア) 食道静脈瘤 食道憩室 大腸憩室 食道異物 急性出血性腸炎 薬剤性大腸炎 ヒステリー球(食道神経症) 蛋白漏出性胃腸症 移動盲腸 直腸炎(潰瘍性大腸炎直腸炎型) 直腸ポリープ 直腸脱 毛巣瘻 腸閉塞(イレウス) 鼠径ヘルニア(脱腸) 横隔膜ヘルニア 乳糖不耐症 縦隔炎 臍帯ヘルニア 臍肉芽腫 腹壁ヘルニア 嵌頓ヘルニア 脱腸(鼠径ヘルニア) 移動性過S状結腸症 腸捻転 腸重積症
nice!(28)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 28

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0