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■熱中症搬送者、2年連続で3万人を突破 高齢者が5割弱 [健康ダイジェスト]

 今年の夏、熱中症で病院に救急搬送された人の数が全国で3万5436人(5月30日~8月14日)に上り、2年連続で3万人を突破したことが、総務省消防庁のまとめた速報値でわかりました。
 消防庁のまとめによると、期間中に救急搬送された人のうち、65歳以上の高齢者が46・5パーセントを占めました。初診で死亡と診断されたのは61人。
 3週間以上の入院が必要な重症は890人、中等症が1万1838人でした。東京都、埼玉県、愛知県では、搬送された人の数が2500人を超えました。
 記録的猛暑だった昨年の夏は、7月~9月で5万3843人が救急搬送されました。
 また、消防庁の速報値によりますと、今夏の8月8日〜14日の1週間に熱中症とみられる症状で病院に救急搬送された人は、全国で7071人に上り、週単位では今年に入って最も多くなりました。
 特に各地で35度以上の猛暑日となった8月9日からの3日間は、いずれも搬送者数が1日当たり1000人を超え、中でも10日は搬送者数が14281人に達しました。
 熱中症とみられる症状で亡くなった人は、この1週間で少なくとも12都府県で35人に上り、死亡した人も週単位で今年に入って最も多くなりました。死亡した人の状況をみると、依然として65歳以上の高齢者が77パーセントと多くを占めているほか、3人に1人が午後5時から午前5時までの夜間の時間帯に亡くなっています。
 消防庁などでは先週は日中猛烈な暑さとなった上、夜間も25度以上の熱帯夜が続いたことが影響したと分析しています。今週も厳しい暑さが続くと見込まれることから、消防庁では、昼夜、屋内外を問わず熱中症への対策を徹底して、予防に取り組むよう呼び掛けています。

 2011年8月16日(火)




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