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■大量飲酒と喫煙習慣で塩分知覚低下 先端医療財団が調査 [健康ダイジェスト]

 日本酒換算で毎日1合以上のアルコールを摂取する男性は、1合未満の男性の3倍近い割合で、塩味を感じる機能(塩分知覚)が低下していることが、先端医療振興財団先端医療センター(神戸市中央区)などが神戸市民を対象にした調査でわかりました。
 喫煙習慣がある男性も、喫煙歴のない男性に比べて塩分知覚の低下が4・7倍で、久保田芳美研究員は「年齢のせいとあきらめていた塩分知覚の低下が、大量飲酒や喫煙を控えれば緩和できるかもしれない」と話しています。
 同センターと神戸市は2010年7月~2011年12月、生活習慣病と食事、運動などとの関係を探るため、40歳以上で循環器疾患などの持病がない市民を対象に調査を実施。塩分知覚は、濃度を変えたろ紙をなめてもらって調べました。
 2010年度に調査を受けた604人の結果を分析したところ、毎日日本酒1合(純アルコール換算で23グラム)以上のアルコールを摂取する男性72人の43パーセント、循環器疾患の危険性が低いとされる1合未満の男性77人の21パーセントがそれぞれ塩分知覚が低下。
 加齢の影響を除くため数値を調整した結果、1合以上の男性の割合は1合未満の男性に比べて2・9倍になりました。女性は1合以上を摂取する人が少なく、因果関係は不明。
 喫煙習慣がある男性も塩分知覚が低下している割合が高く、大量飲酒と同様、味を感じる細胞の修復に欠かせない亜鉛が大量消費されることが、関係している可能性があるといいます。同センターなどは今後最低5年間は追跡調査し、検証結果を神戸市の保健施策に反映させたい考え。

 2012年2月27日(月)




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