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■大衆薬で24人死亡の可能性 過去5年の副作用で [健康ダイジェスト]

 風邪薬などの一般用医薬品(大衆薬)を服用した後、副作用で死亡したとみられる患者が、2007~2011年度の5年間で24人に上ることが、厚生労働省のまとめでわかりました。厚労省は、薬の服用後に体調が悪化した場合は、早めに医師や薬剤師に相談するよう呼び掛けています。
 これは厚労省が医療機関や製薬会社からの報告をまとめたもので、今年3月までの5年間に、医師の処方せんなしに薬局などで購入できる一般用医薬品を服用したり使ったりした後、副作用で死亡したとみられる患者は、合わせて24人に上るということです。
 うち半数の12人は、風邪薬を服用した患者で、服用後に皮膚が壊死したり、肝障害や肺炎などを起こして死亡したということです。このほか、痛み止めを服用した後にぜんそく発作が起きたり、漢方薬を飲んだ後に肺炎を起こたりして死亡したケースも、報告されているということです。
 一般用医薬品による副作用は、軽い症状も含めると年間およそ250件ほど起きていると報告されているということです。5年間では計1220人で、うち15人は死亡には至らなかったものの重症化して後遺症がありました。因果関係が不明なケースも含んでいるといいます。
 厚労省安全対策課は、「容易に手に入る大衆薬でも重い副作用が起きる恐れはある」と指摘。「薬の説明をしっかり確認し、薬の服用後に異変を感じたら早めに医療機関に相談してほしい」と呼び掛けています。
 同課によると、大衆薬でも入院治療が必要なほどの副作用があれば、公的な救済制度を利用できる場合があります。

 2012年9月2日(日)




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