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■トクホのペプシ、絶好調 サントリーが目標を上方修正 [健康ダイジェスト]

 サントリー食品インターナショナルは26日、特定保健用食品(トクホ)のコーラ飲料「ペプシスペシャル」の年内の販売目標を160万ケースに上方修正しました。13日の発売時は100万ケース(1ケース24本)が目標でしたが、すでに130万ケースが売れました。
 発売前からテレビCMを大々的に投入するなど強力に訴求していましたが、食物繊維の働きで脂肪の吸収を抑える効用を持たせた点が好評といいます。
 ペプシスペシャルは490ミリリットル入りで、価格は1本158円。メーンターゲットは30~40歳代男性。パッケージは高級感のある黒色と金色を基調に、ペプシのロゴマークと特定保健用食品のロゴを併記することで、ペプシブランドのトクホであることをわかりやすく表現しています。
 食事の際に飲むと、配合した食物繊維「難消化性デキストリン」の働きで脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇を抑制するというもの。消費者庁が、効能などを表示する許可をしました。
 キリンビバレッジが4月に初の独自ブランド商品で売り出して以降、「トクホコーラ」市場は急拡大しています。キリンビバレッジの「メッツコーラ」は健康意識の高い大人の人気を集め、発売2週間で年間目標の100万ケースを達成。9月には、販売目標を当初の7倍の700万ケースに引き上げています。
 トクホコーラは脂肪の多い食事をとりがちか、中性脂肪が気になる人が対象。メッツコーラにも1本当たり5グラム入っている難消化性デキストリンは、トウモロコシなどのでんぷんを酵素処理して作られる水溶性の食物繊維で、もともとは食事の欧米化などで不足しがちな食物繊維を補う目的で作られた食品素材です。
 この難消化性デキストリンが入った飲料には、アサヒ飲料の「十六茶プラス」やカルピスの「健茶王すっきり烏龍(ウーロン)茶」などがあります。十六茶も脂肪の多い食事をとりがちの人、健茶王は食後の血糖値が気になる人向きといいいます。
 日本人が飲む炭酸飲料の約2本に1本は、コーラ系飲料とされます。ポテトチップスなどのスナック菓子やハンバーガー、揚げ物といった脂っぽい食べ物と合わせて、コーラを飲む人が多くいます。ただし、コーラ系飲料を飲むのは若年層が中心で、年齢とともに飲用率が低下する特徴があります。一方で、健康意識の強い30歳代以上の男性は、トクホ飲料の飲用率が高くなっています。
 そんなジレンマを解消し、コーラ離れした層の需要を掘り起こす商品がトクホコーラであり、ペプシスペシャルとメッツコーラは効能や価格が同じとあって、売り場の確保や味でいかにリピーターを獲得できるかが今後の勝負になります。

 2012年11月26日(月)




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JUN

今年の夏頃、キリンメッツコーラには発がん物質が含有なる報道がありましたが、あの報道は何だったのでしょうか?
by JUN (2012-11-27 06:32) 

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