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■鳥インフル、北京で初の感染確認 上海では家族2人の感染を初確認 [健康ダイジェスト]

 中国で人への感染が相次いでいるH7N9型の鳥インフルエンザウイルスは13日、首都の北京でも初めて感染が確認されたほか、上海では同じ家族内で2人目の感染が確認されました。
 北京市によりますと、感染が確認されたのは、市内に住む7歳の女の子。女の子は11日から高熱やせきなどの症状が出て、詳しい検査の結果、13日に感染が確認されました。
 現在は入院して治療を受けており、容体は安定しているということです。両親は生きたニワトリなどの販売に従事しているということですが、感染は確認されていません。両親以外に女の子と接触した人はおらず、北京市の衛生当局が感染源の特定を進めています。
 H7N9型の鳥インフルエンザウイルスの人への感染確認は、これまで中国東部の上海とその周辺地域に限られていました。北京で確認されたのは初めてで、市当局は生きた鳥の取り引きを停止するほか、野鳥などがウイルスに感染していないかどうかの監視を強めるなど、感染の拡大防止に力を入れることにしています。
 一方、上海市は、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染して今月3日に死亡した女性の56歳の夫も、感染が確認されたと発表しました。同じ家族内で2人目の感染が確認されたのは初めてですが、市は「妻から感染したと判断する十分な材料があるわけではない」としています。
 このほか、国営の新華社通信によりますと、13日は、江蘇省で77歳の女性と72歳の男性、それに浙江省で65歳の男性と38歳の男性の合わせて4人が、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認され、中国での感染者は合わせて49人となり、このうち11人が死亡しています。
 中国の衛生当局は、感染が疑われる患者の早期発見など、感染拡大の防止に引き続き力を入れるとしています。
 一方、中国で感染者が相次ぐH7N9型の鳥インフルエンザウイルスの遺伝子には、哺乳類に感染しやすい特徴が複数あり、人への感染や流行の可能性を高めているとの解析結果を、国立感染症研究所の田代真人インフルエンザウイルス研究センター長らが12日、欧州の科学誌ユーロサーベイランスに発表しました。
 上海市などで発症した4人と、市場のハトなど3検体から検出したウイルスの遺伝情報の解析から、人間の細胞への取り付きやすさを増すような特徴を持っていることがわかったといいます。

 2013年4月13日(土)




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