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■首から下げる除菌製品、肌密着でやけどの恐れ 国民生活センターが警鐘 [健康ダイジェスト]

 首から下げて使えば、二酸化塩素を発生させてウイルスを除去できるとうたった除菌製品について、国民生活センターは4月30日、「使い方によっては化学やけどを起こす恐れがある製品がある」と発表しました。
 類似品では、別の薬剤の次亜塩素酸ナトリウムを使った「ウイルスプロテクター」で、幼児らがやけどを負う事故が相次ぎ、輸入元の「ERA Japan」が自主回収しています。
 このため、同センターがそれ以外の首から下げるタイプの除菌製品のうち6種について、皮膚への影響など安全性をテストしました。
 水で湿らせたウサギの皮膚に製品を1日貼り付けたところ、「ウイルスガード空間除菌中」(製造販売元・ティエムシィ)と「Space Washer」(ザッピィ)、ウイルスプロテクターの代わりに配布され市販もされている「ERA空気除菌グッズ」(ERA Japan)の3製品は、皮膚に壊死やかさぶた、脱毛、赤い斑点などが見られ「中等度の刺激性」が確認されました。
 同センターは、「肌に密接させたり、汗をかく状況で使ったりするのは避けてほしい。乳幼児や高齢者は使用を避けたほうがいい」と注意を促しました。
 また、「ERA空気除菌グッズ」以外には皮膚障害への注意を促す表示がなく、事業者には製品や注意表示の改善を要望しました。
 二酸化塩素を発生させる首掛け式の除菌製品については、消費者庁が下記の注意を呼び掛けています。この注意事項は、業界団体である日本二酸化塩素工業会が公開しているものと同じ内容となっています。
 △肌に直接触れるような使用は行なわない。△就寝時は必ず外す。△乳児は使用をしない。△雨や汗など、水気のあるところでは使用しない。△装着時体調不良を感じたら、直ちに使用を中止し医師の診断を受ける。△ストラップが首に絡まないように注意する。

 2013年5月1日(水)




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